出発前夜

嫁入り前に、両親の前に手をついて挨拶をする女の子。
そんな場面をテレビなんかでよく見てきました。

でも、まさか、自分がそんな心境になるとは
想像だにしてませんでした。


出発前の夜は、大好きな和食をフルコースで
母ちゃんにリクエストしようとだいぶ前から思っていたのだけど、
なんと、最後に「食べたい!!!」と思ったのはちゃんこ鍋。

わたしがまだ両親と住んでいたころ、
よくみんなで母ちゃんの作ったちゃんこを囲みました。


子供たちが巣立ってから、
母ちゃんはちゃんこ鍋をしばらくつくってなかったようで
「ちゃんこ鍋ってなに入れるの?」なんて
まるで初めて作るひとのような質問。
久しぶりに一緒に夕食の買い出しに行ったのでした。

そしておだしをとってから、また
「ちゃんこ鍋ってなに入れるの?」

結局母の味ではなくて最後にわたしがつくることになりました。


母ちゃん以外のひとがなにをつくっても手をつけない父が、
黙々とお鍋をつついているのが視界の中に入って
とってもうれしかった・・・最後にちょっぴり親孝行できたかな?


ここ数日、頭がお引っ越しのことでいっぱいいっぱい、
体もすっかりくたびれていて、ひさびさの実家での生活も
父や母の小言もうんざりしていたところでした。


でも、今日妹も駆け付けてくれて、
みんなであれこれいいながらウェディングドレスの仮縫いをしたり
餞別といってお金を用意しておいてくれたり
市役所や郵便局や立ち合いにいちいち付き合ってくれた母ちゃん、
もりもりお鍋を食べてくれた父ちゃん、に
今さらながら親の愛をひしひしと感じてしまったのでした。


それで夜、どうしても今までのお礼がいいたくなっちゃって。
はじめて、心の底から「ありがとう」をいいました。
それからぽってぃんのこともお願いしました。

涙が止まらなくなって、お風呂にかけこんで、
浴槽の中でめそめそ泣きました。


わたしは娘をひとり両親に預けて、ひとりでフランスに発ちます。
ぽってぃんにはこの先なにがしてあげられるんだろう、
彼女の決めたこととはいえ、まだ15歳。
ずっと、わたしに捨てられたと傷つきながら生きていくんだろうか。

わたしは親の責任を放棄したんだろうか、
わたしは親の愛を与えてあげられないまま
自分が愛を与えられることだけを考えているんだろうか。

ずっと、考えないようにして逃げてきたことから逃げられなくなりました。


まずは自分を立て直して、いつか必ずぽってぃんを・・・
わたしはなんて、自分勝手なんだろう。

こうやってこの場でいうことでも、言い訳してるみたいな自分が
自分で自分を責めて、責任を取ってるつもりみたいな自分が
本当に本当に悔しい。

なんだかもう頭の中がぐちゃぐちゃで文章もめちゃくちゃだわ、
ごめんなさい。

日本でのお引っ越し、完了。

ヤマトロジスティクスさんの清算が終わりました。

8.5立方メートルで555,000円、そして保険が22,003円、
あわせて577,003円也。

家具や不用品を相当処分したのに
なぜそんなにたくさんの荷物があるかというと、
お人形の材料や画材、ミシンや編み機などの機材なんかが
山ほどあるからなんです・・・

また買えば高いし、捨てたらゴミになるだけ。
お人形を作るための古着やデッドストックの布なんかは
もう手に入らないので、そういうのがいっぱいあって。

向こうに行ったらガンガン作って、
パリで個展が開けるようにがんばります♪
そして、いつかパリにお店を持つの。
お店の奥に足踏みミシンをおいて、カタカタ縫いながら
子供服やお人形、アンティーク雑貨の並んでいるお店。

あー、夢は果てしなく・・・


そして、お部屋の引き渡しも終わりました。

敷金が返ってこないのは残念だけど、
あれだけたばこの焦げやヤニで汚してたらしょうがないね。


住民票も移しました。

とうとう終わったね。
いよいよだね。

明日は朝7時に出発です。

リバウンド

もしかして、治ったのかなぁ、と思う。

ふつうに身の回りのことをやって、ふつうに寝て、
ふつうに起きて、ごはんももりもり食べている。

お引っ越しの準備を始めるまでは、
薬がないとなんとなく不安だったり、つらかったりした。
でも、始めてからはすごく無理をすると
気分が悪くなってしまって頓服を飲んでいたものの、
今では出かけるときだけ数錠の安定剤をしのばせておけば
安心して過ごせるようになった。


本当は、とても怖かったりする。

去年かおととしか、パリに3か月滞在したときに
ちょうど真ん中の1か月をひきこもって過ごしたことがある。

ぽってぃんと初めてそんなに長く離れていたこともあって
子供を見るたびに涙が出てしまい、外にも出なくなり、
おまけにフランス語しか通じない(当たり前)生活に疲れ、
パリ症候群みたいになってしまった。

また鬱がきた、と
フランス旅行中に発作とか起こしたことのなかったわたしは
すごく残念ですごく悲しかった。


今回の渡仏はなんだかんだで2カ月だけれど、
こんなに慣れないこと(ふつうの生活なんだけど)をして
無理なスケジュールをこなして、
正直いつリバウンドが来るのか分からない。

でも、こんだけやったらなんでも乗り越えられそうな気もする。
もしかしたら完治したんじゃないかって思ったりする。


昨日の夜はひさびさに、消えたい病が出てしまった。
モノも片づいたし、お掃除もしたし、ぽってぃんとも離ればなれだし
疲れきったし、立つ鳥あとを濁さずでいいかな、
もう終わりにしたいな・・・なんて思ってしまった。

前向きな日々、でもほとんど考える時間のない日々がつづいて
ちょっとしたリバウンドかもしれないけれど、
いろんなことに疲れてしまった・・・いろんなことに。


ああ、なんか暗い日記だ。
どうしちゃったんだろう、また戻っちゃうのかな。

瓦そば

おわった~~~!!!
やっとおわりました、引っ越し作業。

明日の朝、山盛りになったゴミを出して、
10時にアパートの管理会社さんに引き渡しです。
そしたら住民票を実家に移して手続きは完了!


今日のお昼は手伝ってくれた妹夫妻や両親たちと
引っ越しそばってことで瓦そばを食べました。
おなかがすいていたのと大好きなメニューだったので
余裕で2人前くらい食べちゃった。

瓦そばっていうのは、ゆでた日本蕎麦を油で牛肉と炒めて、
錦糸卵とわけぎ(万能ねぎ)のみじん切り、のりをかけて
お酢の入ったあたたかいそばつゆでいただくもの。
父の地元である下関(山口県)のとある温泉の名物料理。

簡単で、めちゃくちゃおいしいのでお試しあれ!


そして久しぶりのお昼寝。
気持ちよかった~~~♪


さあ、これから書類やお手紙の整理です。
まだパンパンのおなかを抱えてがんばりまーす!!!

ウェディング・インナー

こないだ、ウェディング用のインナーを注文しました。
今日届いたので、今開けてみたらまさかのうっかりミス。

いちばん楽しみにしていた
真っ白なウェディング・ビスチェが入ってない!!

注文票と納品書を見比べてみたら、頼んだはずが抜けていました。
わたしも抜けていました・・・

がっくり。


まあ、幸いベージュのガードルとベージュのヌーブラを
ついでに頼んでおいたし、
エンパイアドレスだからニッパーをする必要はないし、
最悪ビスチェは諦めるかな・・・

でも、案外いちばん気を配りたかったりするんですよね、
真っ白いドレスよりも真っ白いランジェリーに。


だってさ、どうなの?
花嫁さん脱がせたらベージュの下着って・・・

お引っ越し完了までカウントダウン!

みなさん、すみません。

パソコンを処分してしまって、実家のパソコンを使っているため
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ログインでき次第、かならずお返事しますので待っててくださいね!!


さて・・・

今日は例のアンティーク業者さんがきて
大きなキャビネットやデスクを運び出してくれました。
これで、家の中にはのこすところお掃除道具と
詰め忘れた自分のもの、実家に運ぶものだけです。

がらんと広い部屋。

お引っ越しのたびに思うのですが、
片づけた後は必ず「快適!もう一回ここに住んでもいいな♪」なんて
名残惜しくなるものです。


明日はいよいよ最終日。
あとはお掃除とお部屋の引き渡しが待っています。

今日ドロンドロンのべたべたになりながら、
換気扇などの油汚れをやっつけたので、明日は簡単なお掃除だけ。

ふぅ・・・やっとここまできました。

この1ヶ月、ロクな休みもなく
寝る間も惜しんで引っ越し準備をつづけた甲斐がありました。

手伝ってくれたみんな、応援してくれたみんな、
この場を借りてもう一度お礼を言います、

本当にどうもありがとう!!!

アンティーク

きのうで、パリに持っていくものは全部
ヤマトロジスティクスさんが運び出してくれました。

結局8.5立方メートルで荷物はおさまり
保険を入れても55万円くらいでなんとかなりそう!
めっちゃうれしい♪
だって、隙間なく詰め込むの、根気よくがんばったもん!!!

その上、わたしがビザを取りに一時帰国してる間は
荷物引き取りができないのですが、
フランスに荷物が到着してしまってから現地で止めておくと
莫大な保管料がかかる、という難関を、
わたしが GO を出すまでヤマトさんが
日本で無料保管しておいてくれることになり突破!!!
(本当はひと月当たりの保管料がかかるんだけど・・・)

あああ、担当者さん、
いろいろ取り計らってくださってありがとうございます!!


そのかわり、それだけにおさめるために
家宝だったデスクとチェアを売却することにしました。

羽振りのいい時代に40万もかけてオーダーした宝物。
それがたった3万円にしかならないなんてかなりのダメージ。
今思えばバカみたいだけど・・・


それどころか、16歳のころから集めてきたアンティーク家具や
コレクションしていた古い雑貨、おもちゃたちを
すべて手放して引き取ってもらうことになりました。

お別れするのはつらくて、アンティーク屋さんが下見に来て
帰った後、ひとりぼっちでわんわん泣いたのでした。


もう20年来の仲だったんだもんね。
20歳のころ、駄菓子と古い雑貨やおもちゃのお店に勤めていて
そのときもバイト代全部はたいて買い集めたものたち。

古い時代のものって、人間の手やアイディア、ぬくもりが
いっぱいいっぱいつまっていて本当に素敵なんです。


道端で椅子や本棚を雨の中拾ってきたこともありました。

両手いっぱいに古い扇風機や缶、ストーブをぶらさげ
原宿のフリマから帰ってきたこともありました。

トランクいっぱいに古い絵本を詰めて、片手には椅子をもって
下関のばあちゃんちから夜行バスで帰ってきたこともありました。

思い出と想いがいっぱいつまったものたち。


でも、パリのアパルトマンはそんなに大きくないので
それだけのものたちをフランスに持っていくことができませんでした。
引越しのお金もないしね、残念ながら。


で、泣く泣く処分することを選んだのだけど、
捨てるのは悲しすぎるしもったいなさすぎます。
それで、人に頼んで引き取り手を探してもらってました。
捨てるなら、大切に愛を注いでくれるひとに
新たな持ち主になってもらいたいのです。

ところが人づてではほしい人が誰も見つからなかったので、
ある人にアンティーク雑貨店のオーナーさんを
紹介していただいて、下見に至ったわけです。


そして、そのオーナーさんが目をつけるものは
わたしが大事にしていて手放せずパリに持っていこうと思ってたものばかり。

「趣味が合いますね~」
「うちのお店で買いそろえたみたいな部屋ですね~」
「ハングリーですね!」

なんて会話の中、フランスでの買い付けを担当することに♪
すごいすごい、またつながりができた、人の輪が広がった!

誰かをよろこばせることができるかもしれない、魅力的なお話。
しかもわたしの好きなことが仕事になる♪♪♪


デスクもチェアも、家具やおもちゃたちも大切だったけど
アントワヌくんとの新しい・・・シンプルで快適な生活に向けて
過去を昇天させてあげることができて本当によかったと思うのです。

ウェディングドレス

フランスでは、結婚式本番まで
新郎が花嫁さんのドレスを見てはいけないんだって。

だから、いろいろ相談したくてもできなくって困ってます。


最初は、アントワヌくんのママンが送ってくれた
分厚いウェディングドレスのスタイルブックから選んで、
スタンドカラーが大きなフリルになってる
マーメイドシルエットの気品のある感じのを選んだのだけど
1度目の結婚からエンパイアスタイルみたいな
中世の貴婦人のドレスに憧れて、
「結婚しました」はがきにそんなイラストを描いていたわたしは、
母がいっしょうけんめい立体裁断してくれたあとでも
ちょっぴり後悔が残っていて…


昨日お医者さんにいった帰りに本屋さんに立ち寄って
ウェディングドレスの本を買ってきたら、
まさにこれ!!っていうコーディネイトが載ってたんです!

母に恐る恐る相談したら、
「そりゃあんなわけのわからないのよりこっちのが簡単」てことで
ぽってぃんに相談しても
「こっちのがママっぽい」といってくれて、土壇場でデザイン変更。


今日は、ドレスの土台になるレースと、
デコレーションになるシフォンやレース、リボン、
それから教会式用のマリアベールの材料、
市役所式用のボンネの材料とキットにコーム、
防寒ケープ用のファーを購入してきました。

ネットショッピングでおととい注文したウェディングインナーが
早くも明日届く予定です。
そのインナーをばっちりつけて再度採寸し、
母がパターンを引き、裁断して仮縫いです。


土台が完成したらわたしがそれをフランスに持って行って
自分でレースやコードをちくちく縫い付けていく予定なの。

チョーカーやボンネなどもそんな感じでつくりあげるつもり。
ビーズや足りないレース、コードなんかはフランスで調達しつつ。
そういうレースなんかの専門店や問屋さんはばっちり知ってるもんね!


もちろん、最初に書いたように、
ドレスをアントワヌくんの目に入れるわけにはいかないので、
彼がお仕事に行っている間の鶴の恩返し的期間限定作業です。


でも母との共同作業でつくるウェディングドレスなんて素敵♪♪♪
自分でちくちく縫うのも今から楽しみで仕方ありません。

翻訳査証

外務省とフランス大使館にいって、
ウェディングドレスの材料を買ってから今帰ってきました♪
疲れた!


結局、戸籍謄本と婚姻要件具備証明書の法定翻訳には
実際にはアポスティーユではなく、
フランス大使館の翻訳査証が必要だと
在仏日本大使館への最後の問い合わせで
やっと教えてもらえたのでした。

人によって言うことが毎回違うのはやめて~~~!!


アポスティーユとは、日本語で書かれた公文書につけるもの、
それをフランス語にした法定翻訳にはアポスティーユは
つけられないので、原本と法定翻訳の内容に相違ないことを
証明するフランス大使館の翻訳査証が必要なのです。


パリでお願いした法定翻訳には翻訳査証をつける必要はないのね。
翻訳査証は、翻訳書類11枚で19,008円かかりました。
だから、パリでの法定翻訳はバカ高いのか・・・

そんなこと、早く教えてくれ~~~!!!


それにしても、出発まで間に合うことを全然期待してなくって
母親に受け取りを頼んで送ってもらおうと思ってたんだけど、
フランス大使館ったらやってくれました。

ちゃんとその場で内容を確認して、査証をその場で出してくれた!
まさかの素早い対応。


おかげで、日本で取っておくことが必要な書類を
出発前にすべてそろえることができたのでした♪
めでたし、めでたし!!!

新しく Mac を・・・

アントワヌくんがフランスで
新しい Mac を買ってくれることになった。
これでやっと、この古い KiKiMac が捨てられる!!

でもキーボードはやっぱり日本のものを買っていこう。

2回目にアントワヌくんに会いにフランスに行ったとき、
彼が KiKiBook をプレゼントしてくれたんだけど
フランス製だからかなモードと英数字モードを
キーボードから切り替えられなくてとっても不便なの。

でも今は執筆の真っ最中。
データとか移すの大変だなぁ。

ハードディスクだけ、抜き取ってもってってもだいじょぶかな?

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