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本が好き アーカイブ

lundi 14 août 2006

嫌われ松子。

やっと「嫌われ松子の一生」の上巻を読み終わりました。

それまで、いろんな本と平行して読んでいたのと、
ずっと忙しかったので、遅々として進まなかったんだけど、
お盆に、田舎で他にあまりすることがなかったおかげで
読み始めたら、最後まで一気に読んじゃいました。


古典以外の小説をほとんど読まないのに、すごく読みたかった、
映画館ギライのわたしでさえ、観に行きたかった・・・。

「ベティ・ブルー」といい、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」といい、
わたしはどうも、悲しい結末の映画が好きみたい。


どの主人公もどこかで歯車がずれて、
人生があっという間に悪いほうに転がっていってしまうんだけれど、
すべての瞬間を自分の感情にとても正直に生きていて、
最後までそれを貫き通す女性たち。

不器用すぎてもどかしかったりするんだけど、
あえて狭くて人通りの少ないほうの路地を選んで
まっすぐ突き進んでゆく彼女たち。

すべてが自分の選択で、あとには後悔も恨みもない。
その大胆さ、潔さ、好きだなぁ・・・。


まだ「嫌われ松子」は読み終えてないけれど、
きっと映画も DVD 借りてきて観ちゃうんだろうな。

mercredi 14 septembre 2005

つばめが一羽でプランタン?

つばめが一羽でプランタン? ―みちくさのフランス語 飛幡 祐規 / 白水社 ★★★★

前著の『「とってもジュテーム」にご用心!』はすごくおもしろくて (というよりは庶民的だったので、同感できる部分が多かった?) スラスラと読めたのだけど、こっちは内容はその続編でありつつ、 話の内容が政治に経済、エリートフランス人たちとの会話など、 ちょっとこ難しい部分が多くて、何度かくじけそうになりました。

だから、興味深くてために~~なることは変わりないのだけど、個人的には星4つ。
でもでも、フランスの現状を知りたい方にはほんとにオススメの本です!

「とってもジュテーム」にご用心!

「とってもジュテーム」にご用心! ―ふだん着のフランス語 飛幡 祐規 / 晶文社 ★★★★★

一気に読んでしまいました。 仲間とのやりとりや生活の中で飛び交うエスプリの効いた表現、 なるほどーってうなずいてしまう、フランスの人々の人間味あふれる感情。

喜び、楽しみ、哀しみ、諦め・・・すごく人情がこもってる、と思えば、
次の瞬間には「わたしの知ったこっちゃない」!!


この本を読めば、彼らのことちょっとづつ理解できるはず。
いろいろな表現も紹介されているし(しかも原文つき!)、
数々のエピソードもおかしくて、デザインもかわいくて、
とっても勉強になる、文句なしに五つ星の本です!

vendredi 3 décembre 2004

わたくしごとですが・・・。

毎日がこはるびより 伊藤 まさこ / 集英社 ★★★★★

彼女は、同じ学校のひとつ先輩で、 いつもシンプルなワンピースとスカーフやブーツなどのコーディネイト、 髪型のアレンジなどかわいくて憧れていました。

偶然通りがかった彼女の結婚式で、上品なたまごいろの
アンティークレースをふんだんにあしらった、
すとんとしたウェディングドレス姿がまだ目に焼き付いています。


卒業してから偶然職場がとなりになって、少しお話しするようになり、
仕事を辞める時にはわざわざ小さなかわいらしいブーケを渡しにきて
くれたりして、人や心づかいを大切にするなんて素敵な女性なんだろう、
とますますファンになってしまいました。


今は疎遠になっていますが、彼女の本たちを手に取って、
相変わらず彼女の天性のセンスと愛情で、かわいい胡春ちゃんと親子3人、
おざなりにしがちな毎日を大切に暮らしているんだなっていうのが
わかってとても嬉しいです。胡春ちゃん、しあわせそう!!

わたしもたくさんしあわせな気持ちをもらいました。
大切なことを忘れてしまいそうになったら、この本を開きます。
まーちゃん、ありがとう!!!

mercredi 1 décembre 2004

アニーのちいさな汽車

アニーのちいさな汽車 colobockle / 学習研究社 ★★★★★

とにかく、表紙をひと目見て、どうしてもこの絵本が欲しくなりました。 もともと、外国の(特に古い)絵本が大好きで、 日本の絵本は娘が小さかった頃買い与えるくらいしかなかったのですが・・・

コラージュのような画風が本当にかわいい。
ディテールまで手を抜かずに、でも力の抜けた彼女の絵は、
とってもオシャレで何度みても新たな発見があって楽しいです。

既成概念にとらわれないイメージの豊かさも素敵です。
例えば、登場する動物たちや小物のデフォルメのしかたなど。


だいたい、デザインがこれだけ完成度が高いと、ストーリーの方が
おざなりになりがちですが、ストーリーも優しくて楽しくてかわいらしい。

決してベタベタな甘さじゃないのに、こんな家族や友だちにかこまれている
アニーの幸せな毎日が、描かれていないストーリーからも伝わってきます。

今いちばんお気に入りの絵本です。

3びきのくま―ロシア民話より

3びきのくま―ロシア民話より 古藤 ゆず スドウ ピウ / 学習研究社 ★★★★★

原作の『3びきのくま』は、子どもの頃から大好きな絵本のひとつで、 自分の個展のテーマにも使いました。

この日本版の方は、ストーリーも結末も、原作よりほのぼのと
やわらかくなっていて、「本を閉じてしまうのがもったいない!」って
なんだか優しい気持ちで読み終えることができるのです。

イラストも甘過ぎず、原作にとらわれすぎず、
個性的だけどどこか懐かしい感じでいいですね。
シンプルなラインもあせた感じの色合いも好きです。
これから注目のアーティストになると思います。

vendredi 26 novembre 2004

パリの赤ちゃん

パリの赤ちゃん エディシォン・ドゥ・パリ / エディシォンドゥパリ ★★★

確かにかわいかったけど、もう少し赤ちゃんとママが接している場面が 見たかったな、というのが本音です。

これは主に、『「パリの赤ちゃん」の住むお部屋とインテリア』の本ですね。
中には誰もいないお部屋の写真と、インテリアの説明だけのページがあったり。

出てくるのは、いろいろアート関係なんかで
活躍しているご両親の赤ちゃんばかり。
そりゃ、お部屋や雑貨、お洋服がスタイリッシュなのは当たり前でしょう。
でもそれは、赤ちゃんたちの本当に望むものかどうかは疑問で、
ご両親のセンスの問題です。
もっと一般的な赤ちゃんの暮らしぶりとかが知りたかったです。
いくつかのコラムは興味深かったですが・・・

読者をよろこばせるオシャレな本を作るには、きれいな写真、
かわいい雑貨が選ばれるのは当然ですが、そんな本はいくらでもありますよね。
「パリの赤ちゃんとママ(パパ)の関係」ひいては
「パリの赤ちゃんはどんなふうに育っているのか」について
興味があった私には、ちょっと不満が残ったかな。

でもまあ、あんな素敵なお部屋でかわいいもの、
いいものを毎日目にしながら育っていく赤ちゃんたちは、
感性もすごいものになっていくんだろうな、とうらやましく思いました。
インテリアや雑貨の選び方をお手本にするならいいかも知れません。

lundi 1 novembre 2004

パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記

パーネ・アモーレ ―イタリア語通訳奮闘記 田丸 公美子 / 文藝春秋 ★★★★★

通訳奮闘記というサブ・タイトルにつられて、 フランス語専攻なのについ買ってしまいました。

とにかく、すっごく面白いです。彼女の天性の機知、
経験によるピンチを切り抜る技にはただただ脱帽します。

読んでいるだけで凍り付いてしまうような修羅場も、
ものすごい柔軟さとヴァイタリティでしのいでいる。
それを飄々とシャレにしてしまっている精神力もすごい。

難しい言葉も結構でてくるし、他の人が書いたらただの
自慢話になってしまうようなエピソードも、彼女の抜群の
ユーモアと全く押し付けがましくない言葉の選び方で、
本当に面白く勇気を与えてくれるものになっています。
一流っていうのはこういう人のことを言うんだろうな。

興味があった同時通訳の裏話も、面白いですね。
イタリア語専攻じゃなくても、他国語を学ぶ人たち、
仕事にする人たちは絶対楽しく読めると思います。

samedi 21 février 2004

日本絵とき事典 < 12 > VIE AU JAPON[生活編]

今日は、前回ご紹介した本の[生活編]です。
日本での暮らしをフランス語で説明するのに、大変役立つ本です。


仏文 日本絵とき事典 < 12 >
VIE AU JAPON
[生活編]

内容(「BOOK」データベースより)
日本で暮らすためのガイダンス、絵で知る日本の現代文化、
日本人の生活様式を紹介した、フランス語版絵とき事典。

*****

内容は[文化・風俗編]と少し似ている部分もあるのですが、
こちらのほうは、日本に住むフランス人に日本の生活習慣や
行事・風俗を通して、日本においてどのように暮らすのがいいか、
というガイドブックになるかと思います。

日常生活の様式から、パチンコなどの風俗、冠婚葬祭にいたるまで、
イラスト付きでフランス語で説明されているので、
フランス語で生活習慣の違いなどを語る際にも役立つと思います。

日本独特の風俗を、フランス語でどう表現するのか、という勉強にもなりますし、
日本に興味のあるフランス人にプレゼントしても大変喜ばれました。


仏文 日本絵とき事典 < 11 >
REGARD SUR LE JAPON

[文化・風俗編]
JTB
★★★★★
仏文 日本絵とき事典 < 12 >
VIE AU JAPON

[生活編]
JTB
★★★★★

jeudi 19 février 2004

日本絵とき事典 < 11 > REGARD SUR LE JAPON[文化・風俗編]

今日は、フランコフォンのともだちに、
日本の文化を紹介するのにとっても役立つ本をご紹介します。


仏文 日本絵とき事典 < 11 >
REGARD SUR LE JAPON
[文化・風俗編]

内容(「BOOK」データベースより)
日本の文化を紹介する、フランス語版絵とき事典。本文はフランス語。
アルファベット順の索引付き。

*****

このシリーズは、JTB から出ている
「外国人に日本を紹介しよう」という目的のもので、
全17巻中(わたしの知る限り)英文のものがほとんどで、
仏文のものは今回ご紹介する[文化・風俗編]と、
あとは[生活編]の2巻だけです。

両方プレゼント用に買ったのですが、中をみた際に、
こちらのほうが、フランスに住むフランス人に日本の習慣や年中行事を
紹介するのには適しているな、と思い、自分用にこれを買いました。


日本建築から始まって、神社や寺、祭り、
大晦日や正月などの行事と風習、浮世絵や枯山水などの日本文化、
日本食、温泉に駅弁と、46ある項目はかなり充実した内容。

ポケットサイズで、ひとつの項目をとても簡潔に説明しているので、
これ1冊である程度の日本の文化を紹介するには十分です。
日本での暮らしぶりを紹介するなら[生活編]のほうがいいでしょう。
在日フランス人にも役に立つと思います。


日本古来のものを、フランス語でどう表現するのか、
という勉強にもなるので、ぜひ持っておきたい1冊です。


仏文 日本絵とき事典 < 11 >
REGARD SUR LE JAPON

[文化・風俗編]
JTB
★★★★★
仏文 日本絵とき事典 < 12 >
VIE AU JAPON

[生活編]
JTB
★★★★★

samedi 13 décembre 2003

フランス歳時記―生活風景12か月

今日は聖女ルキアの日。
フランス語で「リュシー」、イタリア語で「ルチア」。
彼女は目と光の守護聖女で、盲人、眼科医、ガラスやランプの製造業者、
それにヴェネツィアの守護聖女だそう。
(ということは、ヴェネツィアン・グラスと関係あり?)

イタリアに「サンタ=ルチア」という名前の教会や町が多いのも、
彼女の名前からきているそうです。


今日は、つい最近読んだ、鹿島氏のフランスに関する本をご紹介します。
以前ちょっとだけ触れた、守護聖人のお話が月ごとに登場します。

フランス歳時記―生活風景12か月
鹿島 茂著 ¥819

この本では12か月それぞれの、パリの風物詩、
その月の主な守護聖人・聖女に関するエピソードや救難分野の紹介、
むかしの農民たちがその一年の収穫の安否を気にしながら言い伝えてきた
農事暦(その季節の気候と作物の関係に関することわざのようなもの)から、
その月にまつわる文化人の紹介まで、これを読めば1年をとおしての
フランス人の暮らしぶりや気質がある程度理解できます。


特に、宗教や守護聖人の話は大変興味深いです。
絵画の背景や教会・パリの通りの名前、フランス人に多い名前がわかったり。

それに、昔のことわざなどには、時期をあらわすのに
「聖誰XXの日から聖○○の日まで」なんてのが多いらしく、
守護聖人を知っておくことはフランス文化の理解に重要な役割を果たすようです。


無宗教のわたしにとっては、この本のおかげで
謝肉祭や復活祭などの背景がすんなり理解できました。

ユニークで案外現代的で合理的な守護聖人の救難分野を読んで、
1年365日全員の守護聖人のエピソードが知りたくなりました。

次に読むのは、同氏著のバースデイ・セイントかな。

フランス歳時記―生活風景12か月
鹿島 茂 / 中央公論新社
ISBN : 4121016343
★★★★★

mercredi 19 novembre 2003

パリ近郊の小さな旅―イル・ド・フランスの魅惑

今回は、イル・ド・フランスの魅力をたっぷり紹介してくれる本を。


パリ近郊の小さな旅―イル・ド・フランスの魅惑
吉村葉子(講談社文庫)838円

内容(「BOOK」データベースより)
休日の昼下がり、さてどこへ出かけようか。芸術家たちの愛した
バルビゾンの村、シャルトルのステンドグラス、木洩れ日の中を歩く
フォンテーヌブローの森、そして忘れてはならないのがヴェルサイユ宮殿。
パリ20区を卒業したあなたに美しい写真とエッセイで、パリの達人が
ご案内するとっておきの小さな旅。

Cette fois, je vais vous conseiller un livre qui présente les charmes de l'Île-de-France.


Petits voyages en banlieue parisienne
 ― La fascination de l'Île-de-France

Youko Yoshimura (Koudansha bunko) 838 yens

Résumé (par "BOOK" database)
Par une après-midi de week-end, ou aller se promener ? A Barbizon, village aimé des artistes à Chartres, pour voir les vitreaux de la cathédrale ? Ou bien préférez-vous une promenade dans les allées du bois de Fontainebleau ? Ou encore dans les jardins du palais de Versailles, qu'il ne faut pas oublier. Pour vous qui avez déjà sillonné les 20 arrondissements de Paris, voici quelques précieux conseils de virées autour de Paris, donnés par une spécialiste de Paris, avec des textes et de jolies photos.

* * * * * * * * * *

イル・ド・フランスとは、パリの所在する県です。
そのイル・ド・フランスと言えば、シャルトルくらいしか行ったことがなく、
どこから行けばいいか分からず、また来たときでいいかな、と
ついつい先延ばしにしていました。

"L'Île-de-France", c'est la région autour de Paris. De l'Île-de-France je ne connais pas grand chose. Comme je ne savais pas par où commencer, je remettais toujours à plus tard en me disant "Bon, j'irai quand je reviendrai en France". Du coup, je n'ai visité que Chartres.


でも、この本を読んで、とにかく写真がきれい。
それぞれの界隈にまつわるゴッホ、モネ、コクトー、
デュマやドビュッシーのエピソード、隠れざる美しい教会、
ヴェルサイユの町でアンティーク商を営むひとびと、
週末に家族で過ごす小さな村での自然と共存する暮らしぶりなどを
読んでいると、今すぐにでも長い休暇を取って、
イル・ド・フランスをゆっくりとまわってみたい気持ちに駆られます。

20年近くパリに暮らした著者のバイタリティもものすごい。

Mais à propos de ce livre : tout d'abord, les photos sont vraiment magnifiques, et les textes très intéressants : des épisodes de la vie de Van Gogh, Monet, Cocteau, Dumas et Debussy, et des histoires moins connues comme celle de cette jolie église cachée, comme ces gens qui exercent le métier d'antiquaire à Versailles, ou encore la vie de cet écrivain qui passe ses week-ends en famille dans un petit village, en harmonie avec la nature... Ça me donne envie de prendre tout de suite de longues vacances et d'aller me promener nonchalamment sur les routes d'Île-de-France.

J'ai aussi apprécié l'enthousiasme de l'auteur qui a vécu pendant 20 ans à Paris.


パリ近郊の小さな旅―イル・ド・フランスの魅惑
吉村 葉子 宇田川 悟 / 講談社
ISBN : 4062648768
★★★★★

mardi 14 octobre 2003

パリの意外な一面も。

パリ20区物語 吉村 葉子 宇田川 悟 / 講談社 ★★★

パリに15年暮らした著者の、 日常の生活の中や散歩の途中で見つけたちいさな疑問を、 どこまでも追求していくバイタリティにはただ脱帽するばかり。

写真で切り取られた風景からはパリの空気が漂ってきて、
旅情を掻立てられます。

旅行者として訪れただけでは見過ごしてしまいがちな
視点から描かれるパリの様子を読んでいると、
まるでこの街に暮らして著者と一緒に裏通りを何かを求めて
歩き回っているような疑似体験ができるかも。

ぜひ次回訪れた時には、ひとつ残らず見逃さないように、
自分の五感ぜんぶ使ってたくさんの発見をしよう、
なんて気持ちにさせられる本です。

星が3つなのは、「これってただの自慢話?」というような
エリート志向のエピソードがあちこちに見られたから。
それが鼻について、途中でちょっとうんざりしました。

dimanche 29 juin 2003

鹿島茂氏の著書リスト第3弾。

今日は鹿島茂氏の著書リスト第3弾(最終回)です。
クリックすると、Amazon から直接購入することができます。
よかったらどうぞ。

『鹿島 茂氏の著書リスト 3』
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * パリの王様たち―ユゴー・デュマ・バルザック 三大文豪大物くらべ 鹿島 茂 / 文藝春秋 ★★★★
(内容「MARC」データベースより) 名誉も金も女も欲しい! バルザック、ユゴー、デュマ。19世紀のパリを舞台に、巨匠出現の必然を捉えながらその人間的な素顔を描ききる、文豪、借金王、色情魔、そして憎めないおじさんたちの傑作評伝。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * バルザックがおもしろい 鹿島 茂 山田 登世子 / 藤原書店
(内容「MARC」データベースより) バルザックの世界は、いったんそこに入り込んでしまったら最後、そう簡単には出ては来られない豊穣な世界である。だが、入口を見つけにくい世界である事も否めない。そんなバルザック世界のための案内書。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * かの悪名高き―十九世紀パリ怪人伝 鹿島 茂 / 小学館
(内容「BOOK」データベースより) 目のつけどころが凄い―奇跡の成功に輝いた怪人たち。オペラ座のタコ博士ヴェロン、『フィガロ』の肥満プリンス・ヴィルメサンなど、19世紀パリのジャーナリズムで卓抜な閃きと強烈な個性で大成功を収めた悪名高き男たちの激しく華麗な物語。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 歴史の風書物の帆 鹿島 茂 / 筑摩書房
(内容「MARC」データベースより) 社会史・文化史への重厚で洗練された「知」と書物への至純の「愛」が紡ぎ出す卓抜な言葉の織り物。短編小説をもしのぐスリリングな面白さの書評を集成した、貴重な歴史書ガイドでもある一冊。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

リストの続きや、表紙のイメージが見たい方はこちらへ。

vendredi 27 juin 2003

鹿島茂氏の著書リスト第2弾。

今日は鹿島茂氏の著書リスト第2弾です。
クリックすると、Amazon から直接購入することができます。
よかったらどうぞ。

『鹿島 茂氏の著書リスト 2』
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * デパートを発明した夫婦 鹿島 茂 / 講談社 ★★★★★
(本書より)「白」の展覧会――大売出しの始まり――バーゲンの終わった1月下旬のある寒い日、売上げの落ち込みを回避する方法はないものかと思案しながら窓の外の冬景色をぼんやりと見つめていたブシコーは、空から降ってくる粉雪に目をとめた。その瞬間、「白」という言葉が頭にひらめいた。業界用語では、白(ブラン)とは、リンネルや綿布などの白生地を使ったワイシャツ、ブラウス、下着、シーツ、タオル、テーブル・クロスなどのことを指す。ブシコーは、暮れの大売り出しと年頭のバーゲンのあと、春物を売り出すにはまだ寒いこの時期に、季節商品とは関係の薄いこの「白物」を集中的に売り出すことを思いついた。 かくして、2月の初め「エクスポジシオン・ド・ブラン」と銘打った「白物」の大売出しが始まった。それは、エクスポジシオン(展覧会)というにふさわしい、ありとあらゆる白生地商品のオンパレードで、店内の多くの売り場がこの商品の展示のために使われ、店内はまさに白一色の銀世界と化した。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 明日は舞踏会 鹿島 茂 / 中央公論新社
(内容「BOOK」データベースより) 十九世紀パリ、乙女たちの憧れの場所は絢爛豪華な舞踏会! 男たちはダンディさを競い、女たちはコルセットを用い、自らの肉体を限界ぎりぎりにまで優美に仕立て上げ、会場は恋愛ゲームの可憐な戦場と化した…。フロベール、バルザックなどの作品を題材に当時の女性たちの夢と現実を鮮やかに活写。カラー挿絵三十二葉収載。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 上等舶来・ふらんすモノ語り 鹿島 茂 / ネスコ
(出版社/著者からの内容紹介) 石鹸、ブラジャー、セーラー服に湯たんぽ、絵はがきなど、フランス伝来の身近なモノたち50点の履歴を、軽妙かつ蘊蓄たっぷりに紹介
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 馬車が買いたい!―19世紀パリ・イマジネール 鹿島 茂 / 白水社
(出版社/著者からの内容紹介) 19世紀小説に登場する《我らが主人公》たちが野心を抱いて目指したパリ、そのパリの細々とした風俗・世相に、豊富な資料を駆使して鋭い検証の光を照射する。照らし出されたその先に我々の常識をはるかに超えた歴史像が浮かび上がった。歴史ファンのみならず文学ファンの嗜好にも耐えうる快作。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

リストの続きや、表紙のイメージが見たい方はこちらへ。

mercredi 25 juin 2003

鹿島茂氏の著書リスト第1弾。

今わたしは、鹿島茂氏の、パリの歴史や風俗、
文化について書かれた本を片っ端から読みあさっています。

他の作家の方のフランスやパリに関する本も数冊読みましたが、
鹿島氏の本は本当に面白く、嫌みがなくて読みやすく、彼は実に博識で
好奇心旺盛、読書嫌いのわたしでさえ彼の本に引用されるフレーズなどから、
フランスの古典文学から歴史にいたるまで興味が湧いて、
そっちに突っ走ってます!
自称フランス好きのくせに、今さらなんですけど・・・


鹿島氏は、原文で膨大な数の本を読んでいるそうで、
数々の歴史や文化に関する本も翻訳していて、その上での知識と見解なので、
受け売りじゃないから面白いんですね。

フランスに対する間違った概念や、興味深い雑学など、
時を忘れて読んでしまいます。そしてあたかも、
自分もその時代のパリに生きていたような気にさえなってしまいます。

彼の本は、いつか全部読破したい!!
自分のためにも、鹿島茂氏著書リストを作りました。
そのうちの一部を3回に分けてご紹介します。
クリックすると、Amazon から直接購入することができます。
よかったらどうぞ。

『鹿島 茂氏の著書リスト 1』
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * フランス歳時記―生活風景12か月 鹿島 茂 / 中央公論新社 ★★★★★
(内容「BOOK」データベースより) 街の店先にはフランス製品があふれている。様々な情報も手軽にアクセスできる時代になった。だがどれほどフランスが身近になっても、実際に訪れてみないとわからない、その国独特の季節感がある。人々の生活に根づいた風物や行事の数々を月ごとに紹介。農事暦との関わりが深い「守護聖人」たちを取り上げ、カトリック国フランスの精神文化にも光を当てる。各月にまつわる著名人の列伝も収録した、とびきり楽しいフランス案内。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * パリ五段活用 鹿島 茂 / 中央公論社
(内容「MARC」データベースより) 「食べる・飲む」「歩く」「見る」「買う」…8つの動詞から掘り起こす、時間の中に埋もれた都市の記憶。過去と現在が混在する、時間のモザイク都市・パリを歩く、知のガイドブック。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * パリ時間旅行 鹿島 茂 / 中央公論新社 スコア選択: ★★★★★
(内容「BOOK」データベースより) パリにはそこに足を踏み入れた者を魅了して止まない、濃密なる「パリ時間」が流れている…。オスマン改造以前、十九世紀パリの原風景へと誘う、華麗なる時間旅行。ボードレール、プルーストの生きた時代のパリの街の音や匂いが鮮やかに甦る、珠玉の知的探求エッセイ集。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * パリ・世紀末パノラマ館―エッフェル塔からチョコレートまで 鹿島 茂 / 中央公論新社 スコア選択: ★★★★★
(内容「BOOK」データベースより) 十九世紀末、先進、躍動、享楽、芸術、退廃が渦巻く幻想都市パリ。熱烈なる十九世紀愛好家である鹿島教授が、その風俗・事象の変遷を、パノラマ風に紹介する。サン =シモン、フーリエのユートピア思想にも言及しつつ、ノスタルジー溢れるパリと現代のパリが交錯する刺激的エッセイ。写真・図版百余点収載。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 職業別 パリ風俗 鹿島 茂 / 白水社
(内容「MARC」データベースより) お針子、門番女、公証人、仕立屋、乳母…バルザックやフロベールの小説に登場するさまざまな"職業"。その知られざる実態を明らかにし、19世紀社会に迫る「風俗ファイル」。 【第51回読売文学賞受賞】
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

リストの続きや、表紙のイメージが見たい方はこちらへ。

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