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ぽってぃん研究所 アーカイブ

lundi 7 avril 2008

親ってバカだ。

わたしたちには親子といえども
それぞれの人生があり、それぞれの選択がある。

アタマでは理解できても、
なかなか体や本能をうごかす習慣ていうのは
そう簡単には変えられない。


ぽってぃんが生まれてからずっといっしょで
はじめて彼女をおばあちゃんに預けた帰り道。
電車の中で居眠りをしてしまった。

目を覚ますと、腕の中にぽってぃんがいない!
(そりゃそうだよ、おばあちゃんちなんだから)

足元に落としていないか、
通路に転がってやしないか、
網棚に乗っかってんじゃないか、
シートと背中の間でつぶれてないだろうか、
ものすごい勢いで、それこそ血眼で探した。

はっと我に返って預けたことを思い出したときは
安心して涙が出るかと思った。
自分の挙動不審さえ恥ずかしくないほどほっとした。
今でも鮮明に覚えているあの恐ろしい感覚。


今思えば本当にバカバカしいけれど、
親ってそういうものなのである。

vendredi 4 avril 2008

行っちゃった。

ぽってぃんがいっちゃった。
また出て行っちゃった。

お引っ越しだって。
おばあちゃんちに。

涙が止まらないよ。
どうしてこんなに悲しいんだろ。

悲しいのに母親らしいことできないよ。
できない自分が憎たらしいよ。

dimanche 16 mars 2008

ぽってぃん日本にのこる。

「ママがフランスに行かなくてもあたしは行く。」

そう言い張っていた彼女に、
またしても変化が訪れたのは年末のこと。

「先生たちが、顔を見るたびに
 『お前、本当にフランスに行きたいのか?
  本当は行きたくなくて苦しんでるんじゃないのか?』
 って聞いてきてうざいんだけど・・・」

そんなことをぼやいてから数週間後、
彼女は「フランスに行かないで日本にのこる」といいだした。

ぽってぃんが、PTSD だから先生方が
何かと気をつかってくれるのはいいんだけど
「別々に住んだら、って先生もいってくれたし。」
とおばあちゃんちに出ていった彼女。

そんなふうに娘に逃げられる自分も情けなくて悔しいけど
母親に無断でそんなこと言うなんて・・・

正直、憎まずにはいられない、それが母親の本音。


最近、ぽってぃんが帰ってくるようになった。
2週間ほど過ごしてはわたしの実家に帰り、
またふらっとやってきては10日くらい居座ったり。

そんなぽってぃんも、おととい、無事中学の卒業式を迎えた。

それでも「洋服貸して」「耳かきして」とねだってみたり、
アンちゃんとわたしのふとんにもぐり込んできたり、
甘えてくることもあるからまだ母親の愛は必要なんだろうな。
足りてなかったもんな。


そんなわけで、ぽってぃんとはつかずはなれず、
来るもの拒まず去るもの追わず、のような付き合いをしている。

やっぱりおかしな家族だ。

jeudi 20 décembre 2007

ぽってぃんの家出。

ぽってぃんが家出してから、もうひと月以上になる。

フランスに行っていた期間も合わせれば、
もう2か月近くいっしょに暮らしていない。

ここになにも書けなかったのは、
そのあいだにいろいろなことがありすぎたから。

まさかわが家に家族崩壊の危機が訪れるとは。
わたしはずっと、まちがってたんだなって自分を責めてばかりで。


でもなぜか、体調はものすごくよくって・・・。
まだまだな部分もたくさんあるけど、
ほかのひとたちには「当たり前」にできていることが
ひとつひとつできるようになっていくのって、すごくうれしい。


それでも娘はいう。
社会人なんだから、当たり前のことをして威張るな、と。

それももっともだと思う。
彼女が出ていったのは、わたしが何もしなかったから。
出来なかったとはいえないんだろうな。

わたしといると疲れるのだそうだ。
そりゃそうだ。
本人が自分に振り回されて粉々になってるんだから
他人が耐えられるわけがない。
どれだけ心配や迷惑をかけてきたんだろうとおもうと
一生かけてもつぐなえない・・・想像もできないくらいだ。


もうそろそろ、本当にいなくなりたいと思った。
自分の産んだ娘に自分の存在を否定されることほど
つらいことはない。
つらいということばが大嫌いでも、心底つらかった。

アントワーヌの励まし、どんな温かいことばも
その場しのぎの慰めにしか聞こえなくなっていた。
病院に行く気力さえ、もうなかった。


母とアントワーヌは
そんなわたしを見てクリニックにひきずっていってくれた。

先生はこういった。

「あなたは家事や身の回りのことはひどく出来ないけれど
 そのぶん仕事でのがんばりは飛び抜けているんです。
 寝る間も惜しい、何日も寝てないなんていうのはふつうじゃない。

 ふつうのひとは六角形であらわすならきれいな六角形で
 でもあなたの場合はこんなふうなんです。
 (とトンガリとヘッコミが極端にでこぼこな星形をペンで書く)
 そして、病気によってそれが縮んでこんな風になっている。
 (ときゅうっとちぢこまったちっちゃなでこぼこを星形の中に書く)

 これをきれいな六角形にすることが治療ではないとぼくは思うんです。
 本来の○○さん、つまりこの形(大きな星形を指す)に
 もどしていってあげることが治療なんです。

 アーティストであることが悪いとはぼくは思わないんです。
 今まではどうにかふつうにしようとがんばってたと思うけど、
 ヘタに家事をしようなんて思わないほうがいいよ。
 突き抜けちゃってる○○さんが本来の○○さんなんだから、
 どーんと突き抜けちゃった方がいいんだよ。

 お母さんや娘さんはね、この六角形なんですよ。
 だから、○○さんのでこぼこが理解できないの。
 でもそれは、それぞれの生き方なんだから、
 お互い理解できなくて当たり前なんです。

 いっしょに暮らしていなくて体調がいいのなら、
 それが本来の姿なのかもしれないんだから
 別々に暮らすっていうのもありなんじゃないかなぁ。

 ○○さんが好きなことで突き抜けちゃって
 それが結果になったとき、やっと納得するんだと思いますよ。」


この先生のことばには本当に救われた。
だから、もし同じようにまわりと合わせられず悩んでるひと、
自己否定しているひとがいたら読んでほしいと思って書いた。

ずっと苦しんできたことが
わたしにとってはふつうのことだったんだ、って思えたから。
一生懸命、まわりの「ふつう」に合わせようとして
無理に自分を変えようとしてきたんだって思う。

こういっても、「ふつう」のひとたちには
「甘えている」ようにしか聞こえないのだろうか。


でももう、そんなのどうでもいい。
先生と、少なくともアントワーヌは理解してくれている。
涙が止まらなくなるくらい、心にしみた。

わたしが仕事に夢中のとき、家事や片づけをやってくれる。
自分も働いているのに、わたしを100%助けてくれている。
打ち合わせ合宿でばたばた動いているときも、
買い出しに行ったりコーヒーを煎れてくれたり、
本当にアントワーヌには感謝してもしきれない。

今までやってきてくれたぽってぃんにも母親にもそうだ。
申し訳ないと後ろめたい気もちばかりだったから
感謝の気もちを忘れていたんじゃないかなぁ。


今は仕事もガンガン進んでいる。
苦痛でもなんでもないし、外にも出かけられるようになった。

また、でこぼこだらけだけどもとの自分を取り戻せるかもしれない。
突き抜けて、結果を出して、それから・・・
いつかみんなに恩返しするんだ。

dimanche 9 septembre 2007

みなさん、ご心配をおかけしました!!

(みなさんって、読んでくれてるひとは2〜3人だと思うけど)


木曜日、クリニックに行きました。

ぽってぃんは、悪夢やフラッシュバックなどでの
「再体験」がひどいようで、このままだと長期化してしまうから
薬物療法(安定剤)と認知行動療法などのカウンセリングで
しっかり定期的に治療していくといわれました。
それがうまくいけば、1年くらいで日常生活が可能になるそうです。

それから、ぽってぃんからも話を聞いているドクターは
わたしの診察のとき、平静を保てずにいるわたしを見て

「あなたの感情や娘さんへの愛情は極端すぎて
 お互いによくないから、すこし離れたほうがいいね。
 まずはあなた自身が回復することを考えないと
 どちらもよくならないし、共倒れになっちゃうよ。
 どうしても入院がイヤなら、ちょっと別々に暮らしてみるのはどうかな。」

といわれました。
薬もこれ以上は強いのを出せないっていうのを処方されて。

それで母親に、別居のことと入院のことを話しました。
鼻水ズーズー出しながら話したらスッキリしました。


そんなこんなで今はだいじょうぶ。

その夜だけってことでいっしょに過ごしたんだけど、
やっぱりぽってぃんと話してると楽しい!

バカ話でウヒャウヒャ笑って取っ組み合いして、
あざもすり傷も耐えないけど(ぽってぃんは女のコです)
そうやって体でいっぱい笑ったら元気になっちゃった。

ウツじゃなくって躁ウツかしら?


ちょっとね、修行の旅に出ようと思ってます。
旅っていっても瞑想くらいしかできないけれど。

実は、出家も真面目に考えて、お寺もいろいろ調べたりして。

でも目の前のことから
(とりあえずこの机の上にあるオロナミンCのふたとか
 輪ゴムとかへんなオマケとか、書けないペンとか吸いがらとか
 椅子のうしろにおっこっちゃったままたまってるブラジャとか)
そういうものから焦らず片づけていけば。

ちゃんとお母さんできなくても、毎日のウヒャヒャがあれば、
きっといつかは・・・


バカはバカなりに、グズはグズなりにがんばればいいのさっ。
ちょっとずつ子離れしながら、ね。


なんて・・・本当にご心配をおかけしました。ごめんなさい。

jeudi 6 septembre 2007

爪痕。

彼女は例の事件で、日常生活もなかなかうまくできない。
クリニックで PTSD と診断された。

それなのに、そんなことには負けたくないといって
勉強もお手伝いもがんばっていた。

すごくがんばって、がんばりすぎて・・・。

カウンセリングを受ける必要があるらしいけれど
予約はいっぱい、ことがことなだけに早急にとお願いしたけれど
例外は認められないらしい。

みんな苦しくてカウンセリングを受けるんだから、
それもそうだよな、と思っておとなしく待つことにした。


しばらく実家に避難していたから、
両親の理解と協力も必要だと思って打ち明けた。
PTSD に対する理解の本も目をとおすようにお願いした。

ぽってぃんもいっしょうけんめいお手伝いしていたし、
勉強だってしてた。怒られるので、朝もがんばっていた。

それを見たら、もう治ったと思ったのだろうか。
母親も、娘と孫をかかえて相当疲れていたんだと思う。

ある日、母親との些細なケンカで
「あんたは何かっていえば本を見せたり病名をいったり、
 これ以上何を要求するの!?」
といわれた。そんなつもりじゃまったくなかったのに。

ぽってぃんとわたし、ふたりぼっちだと思った。


そんな中でも自分の人生を守ろうとしている
相手がほんとうに許せない。

本人もそんな相手のようすを見て訴えると決めた。
刑事事件にしようと警察にも通って準備してきたけれど
ここにきて、夏休みも返上してずっと闘ってきて、
やっと気もちも落ちついてきてすこしずつ忘れはじめたのに
もうくり返し調書や実況検分に立ち会うのは辛いということで
そして精神科医のすすめもあって、断念した。

ほんとうはわたしが殺したいくらいだ。
わたしがずっと気づけなかったせいもあるのだから、相討ちだ。

よく考えたけれど、これ以上のことになって
殺人犯の娘としてぽってぃんを苦しめるわけにはいかない。

でも、来世では確実に殺す。
地獄に堕ちてもいい。


最初はこんなプライベートなことは書くつもりじゃなかったけど、
告発したい。だから敢えて書くことにした。


なんて書いている矢先に、ぽってぃんとケンカになってしまった。

彼女がほかのご家庭に迷惑がかかるような
ふつうは非常識な要求をしてきたのが原因だったけど、
最初は彼女の気もちが安らぐのならといろんな打開策をあげてみた。

ところが、いいよといっても納得できないようだし、
それじゃダメだと理由を説明したら、
大声を上げて泣き出してしまった・・・。

あとはわたしを振り払ってふとんの中でうずくまるだけ。
こうなってしまうと、彼女はてこでも動かない。

実の親子でも、理解し合うのってむずかしい。


そのあと最終手段で、わたしの心の闇をちょっぴり打ち明けてみた。
いつも、話してくれるのはそんなときだからだ。

彼女はぴたっと泣きやんで、ふとんから出てきて
「ママもそうなの?」といいながら、
自分の思いをぶちまけはじめた。

彼女の正直な気持ちを聞けて、すこしホッとした。
でも・・・。

いつまでもこんな悪循環な方法を使うわけにはいかない。
もう他人の闇まで彼女に負わせたくない。
これじゃ、ずってぃんのことばに応えてないじゃないか。


わたしにできることは何でもやろうと誓ったのに、
自分が似たものを抱えているくせに、
早くも PTSD とどう向き合えばいいのか途方にくれている。

mercredi 5 septembre 2007

ずってぃんのことば。

わたしは今までなにをしてきたんだろう。
いちばん、なりたくなかった母親になっちゃってる。

今日、ずってぃんが話をしに来てくれた。
彼の第一声は

  「お母さんは本当にぽってぃんのことを大切に思ってますか?」

うん、と答えた。

でも彼は、彼のぽってぃんに対する「大切」や
彼の家族がずってぃんを「大切」に思う気持ちと
わたしが思っている「大切」は意味も大きさも、
ちがうものなんじゃないか、といった。

そうだったのか・・・としみじみ思った。

いつもは自分のことを非難されたら、どんなちっぽけなことでも
カチンときておっばらっちゃうところだけど、
ずってぃんに対してはすごく素直な気持ちで感謝した。


ぽってぃんが、ずってぃんの家庭のように
にぎやかであたたかい家族に心から憧れていることも、
本人の口からも聞いていたけれど
ずってぃん家での笑っている彼女の様子を聞いて
わが子たちのようにかわいがってくれているご両親にも
本当に感謝の気持ちでいっぱいだった。

そして、ぽってぃんがいつも彼のもとで泣いていること、
「いい子でいなくちゃいけないんだ」と苦しんでいることも
いっぱい話してくれた。


おなじ女手ひとつでも、
ずってぃんのお母さんは3人の子どもを抱えて
どんなにしんどくても、疲れたとも、眠いともいうことなく、
いつでも子どもたちの話を聞いてくれたそうだ。

ぽってぃんはわたしの相談やぶっちゃけ話に
ぎゅうぎゅうづめになってとても辛かったけれど
なによりもわたしのことを心配してくれていた、
ずってぃんもとてもいいにくそうに話してくれたけれど
担任の先生からも昨日、そんな電話をいただいたばかりだった。

わたしはなんて甘えていたんだろう。

あまり近くに感じすぎて、ともだちと勘違いして、
なんでもかんでも話しすぎていたし、頼りすぎていた。

そうじゃない、わたしはいつでも抱きしめてあげられる
強い母親でいるべきだったんだ・・・。


病気とか、働けないとか、食べられないとか、
薬のせいで眠いとか、さんざん周りの人たちに甘えてきた。

わたしは、わたしのことだけしか考えてなかったんだ。


いつも心のどこかではそう感じることがあったけれど、
罪悪感という免罪符でずっと逃げてきたんだと思う。

それを、今日ぽってぃんと近い立場のずってぃんにいわれて、
はじめて本気で考えた気がする。
ぽってぃんは、自分のことよりまず、相手のことを考える人間だから
わたしにはいわない(いえない)ぶん
ずってぃんの口からでも聞けてよかった。

なにより、彼女のことをそれほど真剣に観てくれているのが
本当にうれしいし、ホッとしている。
でも、人任せじゃいけないよね。


これからでも変わっていけるだろうか。

jeudi 30 août 2007

つぼみ。

冬の夜、真っ白な雪の下でひとつの蕾がふるえている。

頑なに閉ざされた強情な萼の下では
肉厚で鮮やかな色をした健やかな花びらたちが
一生懸命のびをして、地上に頭を出そうとしている。

でも、頑固で慎重な萼は全力で花びらたちが
寒くて危険な真冬の外界に出るのを阻止している。

花びらたちには好奇心がいっぱいで、エネルギーがみなぎっている。
どんな冒険にもくじけない意志もちゃんともっている。
それでも萼は頑なに花びらを押さえつけている。

花びらたちがそれを押しのけ、こじ開けて
雪の中からひょっこり顔を出して大きな花を咲かせるのは
もう時間の問題のような気がする。

この頑固な萼と破天荒な花びらたち、
相反する両方とも、実は自分自身だったりする。

ぽってぃんを見ていると、そんなイメージが浮かんでくる。

mardi 17 juillet 2007

筋肉注射

実は、ここ3週間近くまともに学校に行っていなかったぽってぃんが
今朝なにやら着替えて準備を始めた。

「もしかして、行く気になったんだろうか・・・?」

わたしがあんまり喜ぶと気を悪くするだろうから
なんとか平静を装いつつ、玄関までお見送りしようとか、
なるべくふつうのトーンで「いってらっしゃい」をいおうとか
アタマがぐるぐる回ってるうちにハラが痛くなって
ぽってぃんが玄関へ向かうと同時に母はトイレへ。

便座に座ったまま情けない声で「いってらっしゃ〜〜〜〜い」・・・
あれだけいろいろ考えたのに。


次の瞬間、ものすごい激痛がはしりました。
血の気が引くくらい、ハラが痛い。

ひさびさに救急で内科に駆け込みました。

筋肉注射と点滴をしてもらって差し込みも治まって、
気づけば腕の中には、まぶしいほど黄色いロディのぬいぐるみ。
痛さに耐えるために抱きしめてたのを、そのままつれて来ちゃったらしい。


思えばアンちゃんがくる前からいろんなことがつづいていて、
ここひと月のあいだ、ずっと気が張ってたんだと思う。

そしてぽってぃんが自分から学校に行く気になって
あまりの感動にその緊張が一気にほどけちゃったんだなぁ・・・。


考えたらわたしも学校に行きたくない時期があって、
よく押し入れに閉じこもっているのを母親がたたき出したそう。

学校に行くフリしてうちを出て公園を散歩したり、
高校が都内だったから山手線を何周もした覚えがある。
どうして行きたくなかったのかはぜんぜん思い出せないけど。


ほかにも解決すべきことはまだまだたくさんあるんだけど
とりあえずぽってぃんとの生活や親子関係の基盤を
もういちど考え直すチャンスなんだろうな、と思う。

どうかこの思いがつづきますように。

dimanche 17 juin 2007

おつかれさま。

きのう、ぽってぃんが最後のバレエレッスンにいきました。

8年間つづけてきたものをやめるのって、どんな気もちなんだろう。
本人もすこし黄昏れていたけど彼女の決断だから、
もちろんすべていい転機になってくれることを願います。

親としてみたら・・・
はたから見ていただけだけれど、残念という想いは消せません。

2年に1度の発表会が半年後に控えていて、
せめてそれを卒業式代わりにしたらどうかな?って提案してみたけど
やっぱり彼女には負担になってるみたいで

やめたいという気もちで半年間、
発表会前の厳しいレッスンはつらいですよね・・・


バレエ教室に幼い彼女を連れていったのがついこないだのことのよう。

彼女はもちろん、気に入って「やる!」といったのだけれど
「プロ意識」を要求されはじめた数年前からずっと
彼女はバレエにがんじがらめにされているような気もちだったそう。

「ママにつれてこられた」という思いがどこかにのこっていたようです。

わたしが彼女の気もちも知らずにはしゃいでいたから
余計に重荷になってつらかったのかな?


複雑な思いだけれど、よく今まで8年もがんばってきたね、
ということばしかありません。おつかれさま!


P.S. 明日はアントワーヌ選手の到着です。

vendredi 28 juillet 2006

続・ぽってぃんの凱旋 - さらに親バカ日記。

さて、大会前日。

ひさびさに太陽さんが顔を出したので、
ふとんを干し、洗濯機を回すこと4回、そのあいだ、
たまってたメールやコメントへのお返事、
大使館への連絡にその他もろもろ、お昼過ぎにはやっと、
アンちゃんをアキバへ連れてく義務も果たし。。。


帰ってきたら、ぽってぃんは相手役の子と、電話でおしゃべり。
わたしのデスクの横で大声で話してるんだもの、
聞くまいとしても聞こえちゃうってば、話の内容。
っていうか、聞いて欲しいのか?くらいの勢いで話してる。

どうやら、自殺願望について相談されているらしい。
「インターネットでそういうサイト、たくさんありますよ。
 いってみたほうがいいと思います〜〜〜」とぽってぃん。


おいおいおい、そんなこと、軽はずみに口にしちゃダメだってば!
確かに、同じ悩みをもつ仲間に会えて、救われることもあるけど、
あおるヤツもいるし、集団ヒステリーにだってかかりやすいんだから。

なんて説明してる間もない!
緊急事態だと思ったわたしは、受話器の向こうに聞こえるように、

「そんなに死にたいなら今すぐウチにこい!
 自殺ってのがどんなことか、教えてやるぞ!!」

それを忠実に伝えるぽってぃん・・・

なーんてえらそうにいったものの、
それを聞いてどうやら、本当にウチに来る気になったその子に、
なにをどうすればいいのかなんて、わかんない・・・
軽はずみなこと口にしてるのは、わたしじゃないか!

でもとにかく、それで何年も苦しんできたんだから、
どうにかできるかも・・・
一生消えることのない、手首に刻んだ無数の傷跡でも見せたら
彼は考え直してくれるだろうか?

なんて、自分勝手で傲慢な良心で、また無責任な発言しちゃった。
だから、それじゃ偽善者だってーの!

彼はビビって、最後には「わ、わかりました・・・」と
電話を切ったらしい。ああ、わたし、サイテー!!!


*****

そして、その夜はもうくたくたで、11時には寝たんだけど。
明日はぽってぃんの本番・・・絶対に寝坊できない!!
と自分に言い聞かせてたので、なんかすごい焦燥感で、
遅刻だ、ヤバイーッッッ!と飛び起きたら夜中の2時・・・。

気持ちが高揚しちゃって、それからも眠れず、
4時までパソコンでちょっと翻訳作業をして過ごし、ちょっと仮眠。

「ママは絶対迷子になるから」と、
他の部員たちとともに8時5分前に駅前、との招集がかかり、
目も覚めないうちに、子どもたちと一緒にフラフラと会場へ。


会場では生徒と先生以外、誰もまだきてなくて、
眠気覚ましと時間つぶしに一服しようと
外の喫煙所にいったものの、ライター忘れた・・・
となりでたばこを吸ってた黄色いシャツのオッちゃんに借りました。


*****

さて、全ての学校の発表が終わって、
いつものように、プロの演劇家の先生がそれぞれの学校に
丁寧にしてくださる講評・技術指導を見ようと待っていたら、
緞帳が上がって現れたのは、あれ?
さっき見た、黄色いシャツのオッちゃん・・・

うわっっっ
ライター借りちゃったよ!!
今回は、無礼なこと、いってないよね?してないよね?


ただの通りすがりの喫煙者にしか見えなかったんだけど。
それにしてもさすが、やっぱり違いますね。見てるところが。

照明や暗転・明転、効果音の使い方、舞台背景の設定の矛盾、
小道具や大道具の位置関係の指摘、滑舌をよくする方法、
声を思い通りの方向に飛ばす方法から心理学的なことまで・・・
うんうん、と、深く頷きながら聞き入ってしまいました。

そんな理路整然としたアドバイスの中、初めて・・・
今からすごく親バカなバカ親発言しますよ、いいですか?


初めて、そのオッちゃん先生が、
役者としてのぽってぃんに賞賛のことばをくださったの。

「あの、少年をやってた子・・・
 なんていうのかな、すごく感覚がイイね。センスがある。
 なんでかは説明できないんだけど・・・
 ボクにも分からないんだけどさ、とにかく、センスがあるよ。
 すごくよかった。」

こころの中で、狂喜乱舞する母親。

あんなに論理立てて、テクニカルなことから演技指導まで
してくださるオッちゃん(失礼♪)からの、
「説明のつかない感覚の良さ」というおことば。

これ以上の誉めことばはないです。。。
分野は違えど、活動停止中といえど、
いちおう、同じアーティストとしてそう感じたのです。

ほんと、親バカ度1000%ですね。


でもこれは、
「日本にいるうちに、今ここでしかできないすべてのことを、
 精一杯やっておきたい」といって、実行してきた彼女の功績。

別々の帰り道で考えました・・・
このまま、フランスに連れていってほんとうにいいのだろうか。

彼女の演技を見たときには、ビックリしました。
今まで彼女のやっていることをしっかり見てきたのだろうか。
母親として彼女が安心できるように支え、理解していたのだろうか。

恥ずかしいけど、この自分への問いかけに、
NO としか答えられませんでした。


3年生がこの大会を最後に去ったあと、ぽってぃんは部長になる。

発声などの基礎連も怠らず、演技や表現力を地道に養い、
活動の方向性や、芝居に対する解釈なんかも、
先輩たちに物怖じせずにディスカッションしてきたのに、
仲間たちとの関係もしっかりと築き、深めてきたのに、
最後の大会にも出ないまま、完全燃焼しないまま、
わたしの都合で連れてっていいのだろうか。

責任感が強すぎるほどの彼女に、
後輩たちを残して去ることができるのだろうか・・・


いろいろ考えた末、
「卒業までがんばりたいなら、それまで待ってるよ。」
と伝えました。

彼女は目を輝かせて、「ええ!!ほんとうにいいの?」と。

それでも、すぐにそれを振り払うように、
「アントワーヌも楽しみにしてるんだし・・・」と彼女。


どちらを選んでも、彼女にとって辛いのは確か・・・
「わたしのせいでママとアントワーヌは我慢してる」と
自分を責めることも分かってるし、そうして欲しくない。

今できることを精一杯やっている彼女のように、
わたしも、また家族みんなで集まって暮らす日のために、
土台作りに専念しなくちゃ・・・ううん、そうしたい。


だから、しばらくは離ればなれだけど、
それぞれの人生の準備をはじめようね、とふたりで決めて、
ぽってぃんは卒業までおばあちゃんのうちに残ることになりました。

大会のあと、相手役の男の子に
「おまえんちって、ほんとうに『家族』だな・・・」
なーんていわれたと、焼き肉パーティーの最中に、
誇らしげに報告してくれた彼女。

みんなの前だったので、冗談を飛ばしながら涙をこらえたけれど、
これなら離れててもだいじょうぶかな、って思っちゃいました。


さて、相手役の男の子といえば。

「そういえば、彼はだいじょうぶなの?
 まだ自殺とかいろいろ考えちゃってるのかな?」

役に入りすぎてたんじゃないかと心配になってたずねたところ、

「ああ・・・あれは自殺願望について、
 いろんな人の意見を聞いてまわってたんだって。」

なんだ、役作りのためだったのね・・・。
彼も、迫真の演技してたもんなぁ、すごかったもんなぁ・・・。
そこまでできるなんて、中学生、舐めたもんじゃありません。


またクソ真面目に、ひとり芝居の茶番劇してしまいました。
そして今日も自己嫌悪・・・もう笑うしかないね。

jeudi 27 juillet 2006

ぽってぃんの凱旋。

日記も翻訳もコメントのお返事も途中ですが、
ちょっとすっとばしてご報告!!!


今日はぽってぃんの所属する演劇部の、
夏の地区大会に行ってきました。もちろん、アンちゃんも。

最初は拒否してたぽってぃんも(その気持ちは分かるけど)
クレープのことがあってから、見に来てもいいよ、と
受け入れ態勢もつくってくれたみたいで。


またまた、ものすごい感激して泣いちゃいました。
よくやったなぁ・・・ほんとによくやった。
もうほんとに、よく最後までやりつくした、それだけで感動。


本人たちも、演技が終わったあとは緊張が一気に解けたのか、
みんなで泣きながら、ソデから出てきました。

舞台を変える場面をまちがってしまったそうで・・・
記念撮影でも、初めはとっても落ちこんで、悔し涙を流してた。

でも、演技も精一杯やってたし、
ストーリーもほんとうによかったから、
「すっげぇよかったよー!!」って集まってきた子たちの
頭をぐしゃぐしゃ、お疲れさまー!!と声をかけました。

そんなだったから、優勝校の発表で、
最初彼女たちの学校名を呼ばれたときは本人たち、
しばし沈黙、訳が分からなかったらしく、
「え?」「うちら?」とお互いに確かめ合って、
そのあと、とっても控えめな歓声を上げてました、ふふ♪


やったぁー!!!
ぽってぃんの演劇部、優勝したよ〜〜〜☆☆☆
初めての県大会出場です♪


彼女たちの演技が終わった時点で感無量で、
無事演技が終わったということだけで感動でいっぱいで、
もう涙も枯れてたので、発表のあとではもう、
ことばもなくて、実感がなくて、信じられなくて、
ものすごいサプライズというか、
とんでもない素敵なオマケがついてきたというか・・・

いや、あんだけがんばったんだから、
オマケなんていっちゃ失礼だわ。

どの学校もがんばってた、みんな、中学生とは思えないくらい、
ものすごくいい演技、いい表現してたよー!!!


最後の某中学校長先生のことばにも感動しました・・・

退屈な体裁だけの挨拶じゃなくて、どっしりと、
味わった感動を伝える先生のことば。

子どもたちの創意工夫やシナリオにこめられたメッセージ、
それを表現する力、こんなにいろんなエネルギーがこもった
お芝居を観られたことは、人生のなかでも貴重な経験で、
忙しくて観に来られなかった先生方が多いなか、
その感動を味わえたことは本当によかった、本当にありがとう、
とおっしゃってました。この温かいメッセージに、また涙。。。


彼女たちの選んだお芝居では、
悪魔と少年のふたりが主役で出演者はたった4人。
急なキャスト変更、彼女がもらった役は少年のほう。

ひきこもりで生きることへの希望を失い、死を急ぐ少年。
自分の昇格テストのために、死期の迫った少年を
天国に送らなければならないハイテンションな悪魔。

おじいちゃんの死をきっかけに、自殺を図る少年。
そして、それを見た悪魔は、予定より早く死を試みた少年を、
天国に行かせるのではなく生きさせるために、真剣に、
少年と向き合い、ふたりはこころを通わせはじめる。

ほんとうに楽な死、ほんとうの楽園なんかないことを知り、
つらくてもしんどくても、生きていくことを決意する少年。

その悪魔とは結局、少年のこころに住んでいて、
そこから逃げだそうとしていたもうひとりの少年だった。


ぱんぱんぱん、とテンポのよい悪魔との掛け合い、
そして、えんえんとひとりで語る場面ばかり、
だからセリフを覚えるだけでもいっぱいいっぱいで、
体調崩しながらも、超ハードスケジュールだった。

テーマも、彼女にとってはきっと、
感情移入せざるを得ないようなものだっただけに、
いろんな感情が渦巻いてたんだと思うし、重かったと思う・・・

解散後、ぽってぃん、感極まって会場で抱きついてきて、
ふたりでしばし抱擁、そして号泣。。。


気がすんだら、どーん、と突き飛ばされて

「気持ちワルイよ、ママ。」


   ・・・・・そうでなくっちゃ、ね。(←かなりショック)


でも、めちゃくちゃうれしいなぁ♪♪♪


ここんとこイベントてんこ盛りなので、
お返事がのびのびでごめんなさい!!

やっとハードな毎日から解放されて
やっと3人でのんびりできると思ってたのに、
県体に行くことなんて、まったく想像もしてなかった。

しばらくは早朝練習&お弁当の日がまたつづくのね・・・
うれしい悲鳴です♪

今から実家に行って、みんなで焼き肉パーティーです☆

jeudi 20 juillet 2006

パラドックス。

今日、ひさしぶりにニュースを見ました。

この雨で、日本であんなにたくさんの被害が出ていて、
たくさんのひとが亡くなられたなんて、知らなかった・・・
わたしがノーテンキに喜んでるあいだに。
みなさんのところは、だいじょうぶですか?

そして・・・
欽ちゃんの涙に、逸見さんの「病名は・・・」の部分。
長女殺人の容疑で再逮捕された、というニュース。
アンちゃんから聞いた、フランスでの衝撃的な事件のはなし。
それから、ずっと翻訳をつづけてる、ジズーのことば。
想像を絶する、悲しいとかひどいとかつらいとかありえないとか、
そんなふうに簡単にことばにできないいろんなこと・・・


もともと感情移入しすぎるので、
映画なんかも休み休みでしか見れないのだけれど、
今はなぜか、ちょっとのことでしあわせって思える分、
さらにさらに、ちょっとのことで落ちやすくなってるみたい。

もともとの性格なのか育った環境なのかわからないけど、
昔から、「自分だけ得したり、しあわせだったりする」ことに
過敏すぎるほど罪悪感を感じてた。

本当は、もちろん自分が得したいし、誰よりも優位でいたいし、
自分がかわいくてしょうがない・・・だけど、
罪悪感で自己嫌悪に陥って自分を愛せない・・・というパラドックス。
偽善者だわ・・・って思ってる。


そんなことはまあいいんだけど、
とにかく、今日は1日、過敏すぎて、ブルーだった。
ここ数日、はしゃぎすぎた反動かな。


**********

とこの日記を下書きしてた、そんな1日のおわりに、
とってもしあわせを感じるできごとがありました。

ぽってぃん・・・
そう、彼女がわたしのブログをたまたま読んじゃって、
「あんまりプライベートなことは書かないで」といわれ、
確かに、こと細かに書きすぎてたので反省、
ちょっと彼女の話題は控えてたのだけど・・・


最近ね、彼女はなんでも話してくれます、今まで以上に。
わたしたち、もともとオープンな関係なので、
タブーな話題も、たとえば性に関することなんかも
ふつーうに話すのですが。
で、今日は恋愛に関することで何時間も議論(!!)炸裂。


そしてぽってぃん、アンちゃんが来てからすっかり、
まるで第2子ができたときみたいに赤ちゃん返りしちゃった♪

今夜は「ママ、お耳こしょこしょしてくれる?」なんて。
いつもは、近寄っただけではねのけるのにね、ふふふ♪

次は、髪の毛をなでなでして、とおねだり。
「ママに髪なでてもらうの、ひさしぶりだよねー・・・」
「ちっちゃい頃は、なでなでしてもらわないと眠れなかったよね」と
ぎゅうーっと抱きついてきました。
そう、これこそがしあわせ♪♪♪


なでなでしながら、いろんな話をしました。

ぽってぃんが予定より2週間もおなかの中でふんばってたことや、
なかなか出てきてくれないから、大掃除と模様替えをして、
無理矢理破水させて出した(?)こと。

長い陣痛のあいだにへその緒が首にからまっちゃって、
その上羊水を飲んじゃってて、仮死状態で出てきたこと、
逆さまに吊されてバキュームされたこと。

わたしのいきむタイミングがずれてたから、
しばらく彼女の頭が福禄寿さんみたいにとんがってて
一生このままなんじゃないかととっても心配したこと。

入院中、少なくともわたしの前では一度も泣かなかったので、
泣けない赤ちゃんなんじゃないかと、これまたとっても心配したこと。
産声も聞けなかったし、新生児室でさえ、
他の赤ちゃんたちの鳴き声の大合唱の中でさえ、
ひとり「うるせぇなあ・・・」って感じでそっぽを向いてたこと。

たぶん、彼女は何度も聞いてるはずだけど、
それでも笑いながら、抱きついたまま聞いてくれました♪

そんなひとときのおかげで、ブルーな気もちも癒され・・・
アンちゃんには申し訳ないけど、ぽってぃんとの時間も大切だしね。


そうそう、昨日アンちゃんがたっぷり焼いてくれたクレープ、
最初は興味なさそうだったぽってぃん。

珍しくお昼を食べにいったん帰ってきたので、
みんなでヌテラやいろんなジャムを塗って食べました♪

そしたらね、ぽってぃん、
「こんなにおいしいなら、部活のみんなに食べさせてあげたいけど、
 せっかく焼いてくれたのに悪いよね・・・」と♪♪♪

もちろんアンちゃん大喜び、3人の共同作業で、
ヌテラぬりぬりして、差し入れの準備をしました☆

そのあいだ、ぽってぃんにフランス語で話しかけちゃったり、
アンちゃんに日本語で返事しちゃったり、
混乱するわたしをからかって大笑いするアンちゃんとぽってぃん。

ふたりの距離、ちょっとずつ縮まってくれるかな?

dimanche 9 juillet 2006

納得のいかない学校だより。

もうねぇ、納得のいかないことだらけですよ。
フランスの決勝進出のことじゃないですよ!

なんかね、ほんとに、さらっと流せないのよね・・・
靴のウラにくっついたガムみたいに、
いつまでもとれなくて、しつこくてイライラしちゃうの。
わたしの人間性の問題でしょうか。

学校だよりのはなし。
といっても、数年前の・・・。

ちょうど新学期か新学年で、校長先生じきじきの文章でした。
学校と親の関わり方について。

その校長先生によれば、親は、こどもに勉強のことを聞かれたら、
「それは先生に聞きなさい」っていうのがいいのだそうで。

・・・は?

親が答えちゃうと、昔とは教え方なんかがちがうし、
歴史の教科書もどんどん修正されてるから、こどもが混乱しちゃう。
これは分かります。

じゃなくてね、親がそれをくわしく教えちゃうとね、
子どもたちは先生への信頼や尊敬をなくしちゃうんだって。

・・・はぁ?

先生との信頼関係って、そうやって育むもんじゃない気がするなぁ。
それじゃ、まるでヤラセじゃないの。

じゃ、親との信頼関係は?
子どもの質問にも答えずに、学校のことは学校に任せて・・・
って、ちょっとおかしくない?

学校に行って先生に聞くまでのあいだに、
子どもがせっかくもった疑問への興味をなくしちゃったり、
どうでもよくなっちゃったりしたら?


まるでさ、テレビの刑事番組で
「それは○○署の管轄だからおまえらは手を出すな!」とか
事件の解決より何より、手柄を争ってる、そんな印象です。

そんなヘンなこといってるから、
「学校の責任だ」とか「いや、家庭の責任だ」とか
意味のない議論になるんじゃないのかしら。


誰の責任だってんじゃなくてさ、
家でだって学校でだって、
自分の子どもだってほかんちの子どもだって、
おんなじように教えたり、注意したり、いっしょに見守ったり、
そんなふうにすればいいんじゃないかなぁと思うんだけど。

今の世の中、やれ体罰だの、やれプライベートの侵害だのって
責められるから、先生方も大変なんだろうな・・・


ほんとうは、そのときに目の届くひとが、
子どもたちの面倒を見ればいいと思うんだけど。

昔は近所のうちにあそびにいっても、
ダメなことはダメってきつく叱られたし、その分
おもらし(←ウンコ)しちゃっても始末してきれいに洗ってくれたり、
とことん面倒見てくれたもの。

うちの子じゃないからとか、そういうのなかったよねぇ。
(なんか、また論点がズレてきたような・・・)


まるでその「それは先生に聞きなさい。」といったお父さんが
とてもいい模範みたいに書かれていたけれど、
場合にもよるんだと思うけれどね、
教育って、そういうことじゃないと思うんだな、多分・・・

どうにかちがう方法で、
その校長先生のいいたいことを理解しようとしたけど、
何度読んでも無理だった。


いい加減、このばかげたモヤモヤを晴らしたくて
ここに書いてみたけど、どうなんでしょう?


こんなことばっか気にしてるから腹こわすんだろうなぁ。

samedi 3 juin 2006

成績表。

そうそう、おととい、ぽってぃんに中間テストの結果を見せられた。
点数とか平均点とか、はっきりいってどうでもいい。

彼女は「いい加減やめなさい!」と
逆にわたしが止めたくなるほど勉強をする。


勉強だけじゃなくて、部活で帰りも遅くて、
バレエも夜遅くまでつづけてて、その帰りには公園で
ともだちと練習したり話し合ったりしているらしい。

家に帰ってくると2日に1冊は単行本やハードカバーを読み終え、
自分でもノートにびっしり小説を書き、テレビを見て笑っている。

CD の歌詞を聴き取ってともだちに書いてやり、
(もちろんヒアリングにはわたしも参加させられる)
休日にはともだちと自転車や電車に乗って出かける。

遠足や部活には、どうしても自分で作るといって
早起きして自分でお弁当を彩りよく作ってもっていく。

どこにそんなエネルギーが・・・
こんなに活動してるから、もちろん寝るのは
早くても夜中の2時。うーん・・・


だから、そんな彼女の充実した日常を見てれば、
中間テストの結果なんて、はっきりいってなんの指標にもならない。

その中間テストのしおりには、
もちろん「保護者からひとこと」なんて欄があった。

うーん、さすがに「興味ありません」なんて書くのは
気が引けたので、素直に思っていることを書いた。

『人生を楽しんでください。母より』


最近、「成績がいいのがいちばん。」なんてことを口にしはじめ、
気がつけばそれが彼女の口グセになっていた。

わたしは、とっても心配だった。
なんで、そんなことをいいはじめたんだろう。
好きな先生に、よく思われたいからなのか、
はたまた、いつもできの悪い母親を見ているからか?

だから、これはある意味、成績表への反発でもあるけど、
心からのメッセージでもあった。


成績なんて、まあ、大事なら大事でいいけど、
それだけじゃない、ほかにもいっぱい大切なことがあるよ、って。

それを見たぽってぃん、なぜか大喜びしていた。
どうやら、先生の想像しないようなことを書いてほしかったらしい。


きのう、ぽってぃんがいった。

「先生がね、放課後、水やりをしながらわたしにいったよ。
 『おまえのお母さんがさぁ、なに考えてアレを書いたのか
  分かんないけどさ、いやぁ、ほんと、その通りだなー、
  って思ったよ。』って、しみじみしてたよ。」

・・・・・。

いつも生徒の前でも「疲れた」などといろいろグチっているらしく、
どうやら子どもたちには慕われていないらしい担任の先生。
(若くて男前なのに、残念ね・・・)

「で、あんたはなんて答えたの?」
「『お母さんは、ウケ狙いで書きました。』っていっといた。」

・・・・・・・・・・。

ウケ狙いじゃないっつぅの!!
どうやらぽってぃんにはいつものネタとしか思われなかったらしい。
がっくり。

先生のほうが、ウケ狙いでもなんでもいいって感じで
「ふぅん」と力なくうなったまま、
しばらく背中を向けて考えこんでいたらしい・・・。


先生、人生を楽しんでください。ぽってぃんの母より。

vendredi 28 avril 2006

涙の授業参観。

今日は、スピーチの発表でした。

ぽってぃんも一生懸命練習してた。
自分で「最近とても気になることば」というのを見つけて、
それについて1〜2分でスピーチするというもの。

ぽってぃんの番までは回らなかったんだけど、
わたし、ほかの子どもたちのスピーチを聞いていて、
またもや泣いてしまった・・・。


スピーチのためにいろいろ考えたのだろうけれど、でも、
思っていた以上に、みんないろいろなことを考えてる。

「うわ!こんなデカイ男の子もぽってぃんと同じ年なのね・・・
 力も強そうだし、お母さん、きっと大変だわ。」とか思いつつも、
そんな男の子が戦国武士の生き様について語ったり、

ソフトをやってる女の子が、「自分を信じる」ということばを
大切にしている、どんなに不利な試合でも絶対に勝てると信じて
がんばってる、なんてしどろもどろながらも話したり、

「一期一会」について、出会いの大切さについて語る男の子、
ひとりひとりのスピーチに、自分の経験も交えて、
子どもたちへの想いといっしょにコメントを入れる先生。


この歳になって、忘れてたことが多すぎる・・・と
子どもたちの初々しさと予想以上の純粋さに、
不覚にも涙してしまいました。


そして、先生からのひとこと。

「先生もね、若いころに自分について悩んだことがある。
 そんなとき、ある1冊の本に出会いました。
 今は亡き三浦あやこさんの本です。

 そこにこんな一節がありました。
 『悩んでいるひとは幸せだ』、と。
 悩んでいることで生きてるということを実感できるということは、
 なんて幸せなんだろうと、そのとき思いました。

 その本がなかったら、先生の人生は変わってたかもしれないし、
 まったく別の人生を歩んでいたかもしれないね。」


ここで、またぐっと込みあげてしまいました。
普段だったら聞き流してしまうかもしれないけれど、
なんだか、先生の口から出るそのことばがとても温かく感じられて。


実をいうと、また出かける間際に「イヤダイヤダ病」が出て、
でも、ぽってぃんの記憶には、わたしが授業参観に行かなかったことのほうが
強く残っているみたいだし・・・
と勇気をふりしぼって出かけた学校公開。

(以前はちゃんと毎回出てたんだけどね。
 悪い思い出っていつまでも残ってしまうものなのね。)


ぽってぃんはこんな子どもたちと毎日過ごし、
こんな先生に憧れて、がんばってるんだ、と知ることができて
ほんとうに行ってよかった・・・。

すがすがしい気持ちで学校を出て、ちょっと遠回り、
ゆっくりお散歩して帰りました♪

「ボク、篠原(仮)です。」

わーい、ひさびさにブログを更新する元気が出てきました♪
書きたいことモリモリだぞー!


今日は、ぽってぃんの中学校の学校公開でした。
授業参観ではなく、学校のようすを知るための行事なので、
前回のぽってぃんのクラスには誰も来なかったそうで。

1時間目が例の先生の授業ということで、
「絶対きてね!」とぽってぃんに何度も念を押され、
「カワイイ服着てきて〜♪」
「よぉ〜く歯磨いてきてよ!」

・・・・・。

おまえはわたしの彼氏か!?
加藤茶か?
っていうくらい、注文の多い料理店なんだから・・・。

別にデートや面接に行くわけじゃないんだから、とブーたれつつも、
でも「ママこないでよね!」っていわれるよりはいいや、と思って
いってきました、例の先生を見に。うふふ♪


校舎にはどうにか入れたものの、クラスがどこにあるのか分かんない。
歩いていたちょっとかっこよさ気な男の先生に、
「2年生の教室はどこですか?」って聞いてみた。

「ここを上がって3階になります、はい。」
といって、その先生はわたしに同伴してくるもよう。

「えーと、何組ですか?」と聞かれ、「○組です。」
「お子さんのお名前は・・・?」「○○です。」
「ボクは篠原(仮)といいます。」
「はあ・・・。」

篠原(仮)?聞いたことあるぞ。
でも、ぽってぃんはいろんな先生の名前を呼び捨てで
毎日わたしに報告するから、誰が誰だか分かりません!

「篠原(仮)先生ですか・・・。」

となんの先生か思い出すために時間稼ぎしてたら、

「ハナさんの担任です。」
「#?%X〜$ーーー!!」

おもわず叫びながら後ずさりしてしまいました。

担任の名前を忘れるとは・・・

samedi 15 avril 2006

中2の春。

もう、今日は書くことがいっぱいありすぎです。


実は、こないだひさびさに裸のつきあいをしてから、
ぽってぃんが妙に素直になっちゃって、
毎晩抱っこしてしあわせな夜を過ごしていました。


そしたら数日前、突然、彼女から重大発表が。
な・な・な・な・なんと!

彼女は学校の先生に恋をしていたのです。ここだけの話。

まあ、母親の勘ていうんでしょうか、だいぶ前から、
フランス行きを断られたときにはもう、気づいていたのですが・・・。


だって彼女、あからさまにその先生の授業のことばかり話すし、
いかに彼がおもしろい授業をするか、
同じ科目のほかの先生方からどれだけ脚光を浴びているか、
彼の身だしなみのだらしなさ加減を交えながらも
そればっかり話してくれたんだもの。

なんの教科かは念のため伏せておきますが、
県内でも授業の厳しさ・難しさがトップの先生らしいのです。

彼の授業で配られるプリントを、
生徒から盗み出した予備校の先生が大勢いて、
「○○(先生の名前)攻略法!」なんてのばらまかれて、
裁判沙汰になりそうだったほど。


まあそれはさておき、わが家のうら若き乙女は、
その先生のノート提出の日には、どんなに疲れていても
夜を徹してノートまとめに精を出します。

テストの前日には、その教科だけ、
わたしが問題を出す役を夜中までやらされました。

おかげで、難関の通知票もその教科はオールAの5。
自慢してるんじゃありません、だってほかの教科は・・・はは。

それだけの情熱、授業のおもしろさと先生の厳しさだけじゃ・・・
ねぇ。


で、母はぴいーん、ときていたわけなのですが。

いざ、我が子の口から「好きな人が教師」と聞かされて、
びびらない親はいないと思うんですが・・・。

最近はとくに、学校内での怖い事件や信じられない事件も多いし、
ほんと、神経性腸炎がさらに悪化してまた寝込んでました。


でも、毎日わたしにその先生のことを明るく話してくれる彼女。
学校でも、率先して係になったりしているみたい。

今日は、その先生から受けた講義のことを一部始終話してくれて、
それを聞いてみるとなるほど、すごくおもしろい。

とても探求心旺盛で、子供たちの興味をひくわかりやすい
独自の授業を考えるのにとても熱心な先生。


先生のプリントをまとめたバインダーがこわれてしまって、
かわいいテープでがっちり修復したり、
きれいに自分で色分けしたプリントを見せてくれたり、
とてもいっしょうけんめいなぽってぃん、かわいい。

今まで遅刻ギリギリの時間に身だしなみも整えずに
学校に飛んでってた彼女、その先生に怒られてからは
自分でちゃんと早起きして、30分前には家を出るようになった。

これなら別に、心配するよりむしろ感謝しなくちゃ。
学校に行くのも勉強するのもとっても楽しいみたいだし。


将来の夢も、「事務員」から「○○の先生」に変わった。
「いっぱい勉強して研究もして、あんな先生になるんだー!」
と、今日すごくうれしそうに話してくれました。

しばらく様子を見てみることにします・・・。

vendredi 14 avril 2006

ぽってぃんのリベンジ。

うれしいことがまたきたーーーーーーーー!!

ちょっと最近はいろいろありすぎて、
またまたグッドニュースに気失いそうになりました・・・


ぽってぃんが、またバレエで元のクラスに戻れたのです!!
やっぱり先生には、こころが乱れ始めたぽってぃんに
またやる気と精神力を自分の力で取り戻させるために、
彼女のクラスを下げたのだということも、人づてに聞いたそう。
ぽってぃん、よくぞ乗り切った!

 (あらすじはこちら↓↓↓)
 がんばれぽってぃん!


今日はひさびさ(数ヶ月ぶり)のおでかけで、
トゥシューズの写真のかわいいポストカードを見つけたので、
ちょうどぽってぃんへのエールのつもりで買ってきたところ。
これって、虫の知らせだったの?


最近ある事情で(これ、あとで書きますが・・・)
学校に行くのも学校の勉強や活動も楽しくてしょうがない彼女。

今日ふと、「そうだ、バレエもこんな風に楽しかったんだ!」と
ひとのいない教室で、バレエのレッスンにに行く前に
発表会のときに踊った「くるみ割り」の役柄を踊ってみたそう。

そして「ああ、やっぱりすっごく楽しい♪♪♪」と実感したらしい。


で、バレエのクラスでそんな気持ちで踊っていたら、
「ハナ、ちょっときて。」と呼ばれ・・・

上のクラスに戻すことと、
バレエについてのお話をいろいろ聞いたあと、

「もうここには来るんじゃないよ!」
あなたのいるべきところは、このクラスじゃないのよ、
といわれたんですって。

ちょっと・・・先生、やっぱりかっこよすぎ!
青春ドラマみたいだ・・・


ぽってぃん、よくがんばったね♪
ママ、まじであなたを誇りに思っていますよー!

dimanche 9 avril 2006

教えて、フロイト先生!

そうそう、お風呂といえば・・・

彼女、わたしに彼氏ができたり婚約者ができたり
新しい男の人を連れてくると、必ず3人でお風呂に入りたがる。


すっかりわたしよりもナイス・バディになってしまった
今でもそれは変わらない・・・親としては複雑。

だから、アントワーヌくんがきても、毎日のように
3人できつきつでお風呂に入ってました。

アントワーヌくんだってまだ30前の青年、
おおいに戸惑うわけなんだけど、ぽってぃんに
「なんで隠すの?恥ずかしいの?」なんて無邪気にいわれながら
身もこころも丸裸にされて、自然に馴染んでしまいました。
もしかして、すごいことかもしれない。


わたしはフロイトの口唇期・肛門期などの説を信じていますが、
これほどいっしょにお風呂に