jeudi 2 mars 2006
このごろぽってぃんは、
わたしに悩みを打ち明けてくれるようになりました。
小さいころから、
大きな問題ほど自分だけで処理しようと
貝のようだったぽってぃん。
わたしが忙しくて、迷惑をかけたくなかったそう・・・
それから、怒られるのが怖かったそう・・・
ごめんなさい。
思春期になったらそれに輪をかけて、
何があったかたずねると、
「いやなこと思い出したくないから聞かないでよ」
それなら抱きしめようとすると
「そうやって同情で抱きしめられるのは嫌い」
・・・・・・・。
かなり悩んだ時期もありました。
娘が目の前で落ち込んで泣いているのに
理由も分からないし、なぐさめることもできない。
そっと嵐が去るのを見守ることしかできない自分が情けなかった。
でも、わたしがフランスに行っていて
3ヶ月間も不在のあいだ、彼女は変わりました。
日本に帰る間際の国際電話、不器用な彼女の口から
「ママのこと尊敬してるよ」
「ママの子どもで本当によかった」
もちろん、冗談の合間にぽつりぽつりと出たことばですが、
涙をこらえるのが大変でした・・・
わたしの不在中、ぽってぃんを支え、
見守ってくださったひとたちのおかげです。
本当に感謝するばかり。
まあ、電話の最後には
「ママは鈍感でよかったね。
わたしのいうこといちいち真に受けてたら
今頃生きてられないよね♪」
・・・・・・・そうね。そのとおりです。
それからは、なぜバレエの先生に怒られたか、
どうして落ち込んでるのか、クラスのともだちとどうなのか、
などを話してくれるようにはなりました。
でも、下手に励ましたりすると、
「ママにはバレエのことは分からないよ!」
「でもね、・・・」
なんて屁理屈が次から次へと。
ある日、レッスンに行く直前に
「先生に見られてない場所ではうまくできるのに、
前に出ると失敗しちゃって怒られる。
それで先生は、それを分かってくれなくて怒る。
怒られたくないから、レッスンに行きたくない。」
とか何とか、めずらしくぐずぐず言いだしたので、
いつもはそういうことで怒ったりしないわたしが
つい一喝してしまいました。
「怒られるのや失敗するのをこわがってたら、
前に進めないじゃん!
あなたがまわりのことを気にせず
自分は自分だってがんばれるようになったから、
先生もママにそういってくれたんでしょ。
怒られるのがいやなら、がんばればいいじゃん!
ゲームやってないで、家でも練習すればいいじゃん!
そういう努力もしないでぐずぐずいうならやめちゃえ!」
ぽってぃんは悔しさとわたしへの反発で泣いてしまい、
泣きながら無言でレッスンに行きました。
そのあと、すごく落ち込んじゃった・・・
レッスンの前にあんなこといって余計に不安にさせて、
ここは励ますべきところだったんだろうな、
きっと彼女はその気持ちをひきずって
レッスンでは余計にうまくできなくなって
先生に怒られちゃうんだろうな・・・
今日は特別な先生がいらっしゃる日なのに。
結局、彼女はその後クラスを下げられてしまいました。
レッスン後すぐにそのことを、携帯で電話してきたぽってぃん。
「ママ、わたしクラス下げられちゃった。」
「そっか・・・。」
「でも、下のクラスで巻き返しを図ったほうが早いよね!」
「そうだよ、いいチャンスじゃん!」
そして、帰ってきてから彼女は
「ママのいうとおりね、わたし、
ただ先生に怒られないことばかり考えて、緊張して踊ってた。
だから、暗い顔して、先生のいうとおりにしてた。
でも、そんなのバレエじゃないよね。
うまくなろう、いい踊りをしよう、
見てくれるひとたちに楽しんでもらおうって
自分で思わなくちゃ。」
なんて成長したんだろう・・・
自分でそんなふうにいえるようになったぽってぃんに感激しました。
先生も、それを分かっていてクラスを下げたんだと思います。
本当にいい機会を与えてくださって、感謝しています。
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