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2006年01月06日 Archive

::: なれそめ。第1幕 :::

このへんで、アントワーヌとキキの、出会いの物語を。

えーっ、聞きたくねぇよー、って方も、
まあ聞いて損はないと思いますので、
どうぞお付き合いくださいませ・・・ :p

**********

4年ほど前に、フランス好きが興じて
MSN にフランス人と日本人のコミュニティを開設したわたしは、
ニコラというフランス人の感じのいい青年と出会いました。

その頃、コミュニティの参加者は、ほとんどが
わたしが声をかけたフランス人の友だちと、
偶然通りかかった数名のフランス人と日本人しかいなかったので、
ニコラとわたしはすぐに仲良くなり、
メールの交換や、メッセンジャーでのチャットを始めました。


次の年の夏、ニコラは、親友と日本の小さな村を旅行したいから、
2週間ほど同伴して案内して欲しい、とわたしにもちかけました。

わたしは当時、3度目の結婚に向けて「準備中」だったので、
あまりいい返事ができないまま、彼らの飛行機がとれなかったのと、
ニコラのヴァカンスが合わなかったのとで立ち消えになってしまいました。

そのとき紹介された親友というのが、アントワーヌくんだったのです。


*****


ニコラに彼女ができて、忙しくて話す機会がなくなった頃、
アントワーヌくんとわたしは、ときどきメッセで話すようになりました。

最初はあいさつ程度でしたが、
そのうち、フランス料理のレシピを教わったり、
趣味や仕事、お互いの国について語り合ったりしました。

当時発行していたフランス語学習のメルマガについて意見を聞いたり、
フランス語に訳したエッセイの間違いを直してもらったりもしました。

でも、彼は職場でしかメッセを立ち上げなかったし、
ヒマなときの話し相手でしかありませんでした。


ある日、フランス語のディプロムをとることを決心したわたしは、
彼に、わたしのフランス語の先生をお願いしました。

ほかの友だちに比べて、アントワーヌくんは
とっても正しいフランス語を使える・書けるフランス人だったし、
(意外とこれが少ない!)
表現や言い回しもたくさん知っていたので。


彼は、そういうことなら土日もメッセにあがるから、
特訓しよう、と親切に申し出てくれました。
そのときから、彼との会話が日課となりました。

でも、そのあとすぐに、彼はチェコでのヴァカンスに
旅立ってしまったのでした。


*****


クリスマス、思いがけず彼からクリスマス・カードが届きました。
「3杯目のビールを飲んだあと、ロックコンサートの合間に
 この手紙を書いています。」

そして、いつも丁寧に "bises" を使っていた彼が書いた、
初めての "GROS BISOUS !!"


アントワーヌくんとの会話のない毎日に、
こころに穴が空いてしまったような、毎日近所で見かけた子犬が
突然姿を消してしまったような寂しさを感じていたわたしは、
まんまと感激してしまい、「きゃー!これって、恋かも♪」と
年甲斐もなくほほを赤らめ、
「ヤツはわたしのこと好きなんじゃねーの?」と
大きな勘違いをしてしまうのでした・・・


つづく。


... なれそめ。第2幕
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... なれそめ。第5幕
... なれそめ。第6幕

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::: 日本みやげ。 :::

今日は、大宮に行ってアントワーヌの家族におみやげを買った。


パパには、国芳の妖怪百景。

フランスに行ったときに、メゾン・デュ・ジャポンで
妖怪エクスポを見たんだけど、そのエクスポのカタログが、
やけに印刷が悪かったので、買うのをやめた。

でも、JUNK 堂で見つけたその画集は、
色も原画並みにきれいに出ていて、そっこう決めた。


ママンには、和更紗の本。

彼女はお裁縫が大好きで、赤ちゃんのお人形や
はさみのコレクションをしてる。
よく蚤の市やブロカントに出かけては、
古くて美しいものを見つけて買ってくる。

最近独学でオークションも始めたので、
古い和更紗の写真集はきっと喜んでくれると思った。


そして妹ちゃんには、無印のニットのカーディガン。

前立てと襟ぐりのところがレース編みになっていて、すごくかわいい。
色の白い彼女に、とても似合いそう。


無印は、MUJI と呼ばれて、最近パリですごく人気。
ぶらぶら散歩しているだけで3店舗は見た。

わたしは安くてかわいくて合わせやく、値段の割に素材や仕立てもいいので、
自分の服は無印のものを柄・色違いでそろえることが多い。

パリの、アントワーヌの事務所のそばで MUJI のブティックを
見かけたものの、最初は日本にもあると高をくくって素通りしてた。
でも、いちど暇つぶしで入ったとき、日本にはない、
フランス独特の色づかいや品揃えにやみつきになっちゃって、
彼の家の小物や彼の服を買いはじめた。


この MUJI のコンセプトやアイディア商品がいたく気に入った彼は、
アーティスト家系のおじさんやおばさんたちにカタログを配り、
彼らも無印が大好きになって、今では会うたびに、
あそこのブティックは品揃えが豊富だとか、
今度うちの近くに新しい店舗ができるとか、話題にのぼるようになった。

シンプルでリーズナブルなものを、
個性と着こなしでおしゃれにしてしまう彼らには、
MUJI はうってつけなのだと思う。

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AUTEUR

KiKi Maillet
KiKi Maillet


1970年6月
KiKi 日本に生まれる

1976年12月
Antoine くんフランスに生まれる

1993年2月
長女・Papillonette 出産

1997年5月
KiKi, 初めての海外旅行で Paris へ

2002年
Antoine くんと KiKi 出会う

2005年1月31日
Antoine くんとの記念日

2008年12月
KiKi, Paris 郊外・Courbevoie に移住

2009年1月24日
Châtellerault にてめでたく入籍予定

Bienvenue !!



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